Photo: Jonas Svidras @ STEP.CAMERA

こちらから音声をお聴きいただけます。

皆さんこんにちは!かなう美保です。

[妻と別れる気はない。」
不倫を繰り返す その男性ははっきりと言いました。

患者に慕われる名医として、尊敬されているその男性は
「私は、妻や子供に 責任があります。 彼らを不幸にはしたくない。
でも少しぐらいの自由は、許されるんじゃないですか?」
と言ったのです。

「自分の知らないところで、夫が会社の女性と会っていた。」
聞いたことのない借金があった。
「突然 第三者から 浮気を知らされた。」など
男性のうそにはいろいろあります。
でも信頼してきた夫や恋人に裏切られることほど 
ショックなことは 女性にとってないかもしれません。


ウソには 言う嘘と言わない嘘の二種類があります。
言葉に出すウソと 不都合なことをあえて言わないウソ
「口に出して言わなければ ウソはついていない」と
言い逃れるひともいますが  そうはならないですよね。

あなたをだまそうとするのは みんな立派なウソです。 
人間関係は信頼で成り立っています。
ウソはその信頼を裏切ります。
うそを知ったとき あなたが傷つくのは自然な反応です。

今日は 男性が嘘をつく心理について お話ししています。


嘘をつけば 関係は必ず悪化しますよね。
嘘はあなたをだますことが目的だからです。
でも関係が必ず悪化するのになぜ 嘘をつくのでしょう?
当のことを言うよりも 楽だからでしょうか?
うるさいことを言われないで 自由にできるからでしょうか? 
うそをついても 心は痛まないのでしょうか?

男性がウソをつく心理。
それは二つの恐怖心です。
ウソをつくのは 自分に自信がないからです。
ありのままの自分ではあなたに受け入れてもらえない。
本当の自分を知れば あなたを失うかもしれないと考えるからです。
うそをつかずに 本当の事を言えば 
自分のやったことに対峙しなくてはいけません。
そして自分の行動を 突きつけられます。

「本当のことを言えば 信頼がガタ落ちになる。 
嘘つけば 良い夫、良い父親のイメージが保たれて、何も失わずに済む。
もし本当のことを言えば すべてを失うかもしれない。と考えます。

もう一つは 
自分が子供の頃のように無力な存在になるかもしれないという恐怖心です。
これは女性には少し理解しずらい心理かもしれません。
状況のコントロール力を失い 自分がなくなること 
あなたに支配されることを恐れています。

やさしい夫や頼りになる父親を演じ、陰で秘密をもてば 自分は自由で 
支配されていないと確認できる心理です。
マドンナという言葉があるように 
男性にとって 最初の女性 母親は 特別な存在です。
年を取って老婆になった母親は どうでもよくなるどころか 
男性にとって 前にもまして特別な存在になります。

小さな男の子たちは 自分を守ってくれる母親のそばで 
いつまでも 安らかに過ごしたいという気持ちと 
ママのエプロンのにとどまっていれば 
自分が飲み込まれて なくなってしまう 
だから 離れなくてはという葛藤で揺れています
昔話の小僧さんを食べる やまんばは みんな女性ですよね。
その葛藤が 突然強がったり ある時はべたべたと甘えたり
という行動になります。
大人にもそういう男性はいますよね。 

思春期に 大人になっていく段階で
男の子たちは ママに秘密をもちます。
誰とどこに行って なにをしたかなど 
秘密をもつことで 男の子たちは心理的な距離をとりながら、
大人の男性になってていきます。
アイデンティティの確立した大人の男性なら妻に嘘をつく必要はありません

母が強すぎたり、過保護だったりして 
思春期に自分を確立できなかった男性は 相変わらず恐れる思いと、
自由でいたい葛藤をもち続け、それがウソにつながります。

妻に黙って借金をするのは 良い自分に見せたいためかもしれません。 
他の女性に逃げ込むのも 
一人の人にすべての自分を見せられない弱さがあるからです。

皆さんはどう思いましたか?
次回は男の嘘について続きをお話しします。お楽しみに~
大丈夫です!あなたにも出来ます!


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