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アドバイスは問題を解決しない!?

こんにちは!グレイスカウンセリング心理カウンセラーのかなう美保です。

カウンセリングを受けに来る方は、皆さん問題を抱え、その解決を願っておられます。

だから新米カウンセラーは、正しいアドバイスさえすれば、問題は解決すると考えがちです。

でも実際には、アドバイスが正しくても問題が解決するとは限らないんです。なぜでしょう?

カウンセリングに限らず、幸せになりたい、成功したい、人生を変えたいという目的で自己啓発セミナーなどに参加する場合も、実際に人生を変える人は参加者の5%以下と言われています。

同じ参加費を払っているのに、人生が変わる人と変わらない人がいるのはどうしてなんでしょうか?

顕在意識と潜在意識にギャップがある!?

その理由は、顕在意識と潜在意識の間のギャップにあるんです。

人間の心というのはとても複雑で、人生を変えたい、問題を解決したいと心から願っていたとしても、

潜在意識の中ではその気持ちとは裏腹に、今のままでいい、むしろつらくても今のままの方がいいと考えていることも少なくないんです。

表に出てくる顕在意識は氷山の一角で、全体のわずか3%ほど、残りの97%は潜在意識という話は皆さんもどこかでお聴きになったことがありますよね!

だから潜在意識と顕在意識が戦えば、勝つのは必ず97%を占める潜在意識の方です。

でも今の状態が嫌だから変わりたいと望んでいるはずなのに、なぜ潜在意識は、変わらなくてもいいと考えているんでしょう?

潜在意識から変えなければ、変われない

疾病利得という心理学用語を皆さんはお聞きになったことがありますか?

疾病利得というのは、例えばいつもは厳しいお母さんが、病気の時はすごく優しかった。というような体験をすることで、
病気になれば、みんな優しくしてくれると考え、大人になった後も病気を引き寄せるような行動を無意識にしてしまうことをいいます。

そういう場合病気はつらいから嫌、早く治りたいといくら考えていたても、潜在意識から変えなければ、実際に良くなることはないんです。

人間は未知のもの、知らないことを恐れます。変わるという事は、今まで自分が体験したことのない知らない世界にいくという事ですよね。

だからたとえそれが良い変化であったとしても、未知のものだから恐れるんです。未知のものを恐れるのは、自己保存本能の一つです。

慣れ親しんできた今の状態は、辛いこともあるけど次になにが起こるかは予測が可能、つまり安心という事なんです。

でも未知の世界では、次に何が起こるか未体験なので、予測不可能です。そんな不安感から、私たちの潜在意識は変わることを拒絶するんです。

大きな問題を解決しようとするときや、自分の人生を変えようとする時に不安を感じるのは、自然なことです。だから本当に人生を変えたいと思ったら、そういう心理を理解して、

「変わらないでおこう。」という潜在意識と「変わりたい」という顕在意識のギャップを埋めていく必要があるんです。

不安感が自分の行動をコントロールしている

普段私たちはあまり意識することがありませんが、恐れや不安感ほど私たちの行動をいつも左右しているものはありません。

だから人生を変えるため最初に必要なことというのは、潜在意識の中にある不安感をコントロールすることなんです。

では、潜在意識の中の不安感をコントロールするにはどうしたらいいんでしょう?今日は3つのシンプルな秘訣をお話ししたいと思います。

潜在意識の中の不安感をコントロールする3つの秘訣

一つ目は「自分の不安感を認める」です。

不安が大きい時ほど私たちは、そんな自分から目を背けようとします。そうすることでバランスを保とうとするんです。

自分の弱さを認めるということは、誰にとっても一番難しいことかもしれません。

それはこんな自分じゃダメだ。」
こんな自分には価値がない。と考えてしまうからです。

でも実際には弱さがあってもなくても、そんなことに関係なく、あなたの存在には価値がありますよね

二つ目は「不安な気持ちにフォーカスしすぎない。」です。

自分は不安なんだなぁと認めた後は、その気持ちに飲み込まれないように意識をしてください。

そうすることで不安感をコントロールできるようになるからです。

三つ目は「不安だけどとりあえずやってみる!」です。

変わろうとき不安なのは、みんな同じ。だから不安がなくなるまで待つのではなくて、不安はあるけどやってみるという事が大切です。

実際に行動していくうちに、不安はなくなっていくからです。

今日の話、どう思いましたか?
悩みはあなたと家族がもっと幸せになるための贈り物!
大丈夫!あなたにもできます!

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著者 心理カウンセラー/講演家 かなう美保  
12歳までの記憶を失う体験をする。生まれつき重い障害の娘を自宅で看護し、自らの手の中で天国に送った。中学生の息子の頭にこぶし大の腫瘍ができ、頭蓋骨が3㎝の半円状に溶ける経験をした。発達障害が理由で先生からいじめられ不登校から引きこもりになった息子の話を聞き寄り添い、やがて息子は自ら勉強を始め大学に入学、社会復帰を果たしている。詳しいことは http://kanaumiho.com/
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