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「ダメ!」と言われるとなぜかやってしまう-否定命令

今日は皆さんにトライしてほしいことがあります!

今から数秒間だけ「猫」については考えないでほしいんです。

猫以外は何を考えてもいいです。でも猫のことだけは考えないでほしいんです。

準備はいいですか?いきますよ!
「頭に猫を思い浮かべないでください。」
「猫がミャーオと鳴いているところや、気持ち良さそうに伸びをしているところも含めて、猫は考えないでください」
「毛が三色の三毛猫や体に縞模様のある猫も考えないでください」

「塀の上を器用に歩く猫も考えないでください。」
「撫でるとゴロゴロと喉を鳴らす猫も思い浮かべないでください。」

さあどうでしょう?

普段、猫の事ばっかり考えてるわけじゃない方でも、考えるなと言われれば言われるほど、猫が思い浮かんでしまうのではないでしょうか。

これが心理学で「否定命令と呼ばれるものです。

セールストークに潜む否定命令

最近はこんな広告もよく見かけますよね。

「お金持ちに興味のない人は、この先は読まないでください。」
「本気で変わりたい人以外は、この冊子を申し込まないで下さい。」

これも否定されるほど、つい気になってしまうという人間の心理を利用した広告です。

またこんなセールストークもありますよね。

「○○様にとても有益なご提案があるのですが、もし今の現状に満足されているのであればお聞きにならなくても結構です。

こんな風に言われたら、とりあえず話だけでも聞いておこうかなという気持ちになりますよね。

これも同じ否定命令を使ったテクニックです。気をつけたいですね。

でもなぜ否定されると、人はそこに引き寄せられてしまうんでしょう?

否定命令が力をもつ原理

「猫について考えないでください。」と言われた時、脳はまず猫の映像を一度克明に思い浮かべ、それからこれについて考えてはいけないんだと言い聞かせます。

つまり映像を思い浮かべてから否定するという二つのステップを踏んでいるわけです。

どうしても映像の方が、言葉よりも印象が強いですよね。

また脳が複雑なステップを踏むために、肯定命令よりも否定命令の方が脳に強く焼きついてしまうんです。

否定命令の罠は、セールスだけではなくて、私たちのとっても身近なところにもあります。

「親のようにはならない!」ー人生を左右する否定命令

皆さんは
「親のようにはなりたくない。」
「あの人のようにはなりたくない。」と考えたことはありませんか?

特に「幸せな子供時代ではなかったな。」と感じている方や、「親が自分にしたことは許せない。」と思ったり、また親の夫婦仲が悪かった場合など、「自分は、あぁはなりたくない。」と考える人は多いかもしれません。

その時も、この否定命令の原理が働いてしまうんです。

「あぁはなりたくない。」と考えるたびに、その映像を克明に思い出して、脳に焼き付け、イメージトレーニングをしている状態になっているからです。


でも「考えないように」と思ってもなかなか難しいですよね。そんな時はどうすればいいんでしょう?

今日は、そこから自由になるための二つの方法を紹介したいと思います。

否定命令の呪縛から自由になる二つの方法

一つ目は「なりたい自分について考える」です。

「あぁはなりたくないな。」と考えている自分に気づくたび、自分はどうなりたいのかと考え、なりたい自分について、はっきりとイメージしてほしいんです。

どんな自分になりたいのか、どんな親になりたいのか、どんな夫婦になりたいのか、なりたい自分ついて繰り返しイメージするんです。

気分もあがりますよね!

二つ目は「逆を唱えてみる」です。

「私も、あぁなってもいい。」「私も親と同じになってもいい。」と言ってみるんです。

どうでしょう?

すごく抵抗がありますよね。ずっと嫌ってきたことなのだから当然です。

特に許せない気持ちがある場合は、同じになるなんて絶対イヤですよね。

でも「同じになってもいい。」と許可をすることは「そんな自分になったとしても、私は自分を見捨てない。」という事です。

それを言葉にすると、縛られることなく、自由な中から自分の好きな生き方を選択できるようになるんです。

たとえ同じ自分になっても、私は自分を見捨てない、そう考えるとこだわりがなくなって、傷つく前の状態に心が戻って、安心し、自分を縛ってきた家族の呪縛から自由になることができます。

でももし逆を唱える言葉が、あまりにつらい場合は、あなたの傷口がまだ開いている状態ですから、無理をしないで信頼できる専門家に助けてもらってください。

今日の話皆さんはどう思いましたか?
悩みはあなたと家族がもっと幸せになるための贈り物!
大丈夫!あなたにもできます!

毎週金曜日に配信しています!
著者 心理カウンセラー/講演家 かなう美保  
12歳までの記憶を失う体験をする。生まれつき重い障害の娘を自宅で看護し、自らの手の中で天国に送った。中学生の息子の頭にこぶし大の腫瘍ができ、頭蓋骨が3㎝の半円状に溶ける経験をした。発達障害が理由で先生からいじめられ不登校から引きこもりになった息子の話を聞き寄り添い、やがて息子は自ら勉強を始め大学に入学、社会復帰を果たした。
詳しいことは http://kanaumiho.com/
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