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何に使う？時間というプレゼント
新しい年が始まり、私たちは全員、新しい一年という時間のプレゼントを受け取りました。
皆さんはこのプレゼントをどんなふうに使いたいですか。
ところで皆さんは新年の抱負を考えましたか？
「今年こそダイエットする」「新しいことにチャレンジする」
いいですね！
新年の抱負の内容は、一人一人違うかもしれませんが、抱負を決める理由はみんな一緒です。
それは、今よりもっと幸せになるためですよね。
幸せになるのに必要なもの、それはお金と名誉!?
幸せと一言で言いますが、どうなったら私達は幸せになれるんでしょう？
アメリカで若者に対して行った調査では、80%の若者が、幸せになるために必要なものは経済的な豊かさだと答えたそうです。
なるほど、つまりお金持ちになるほど、もっと幸せになれるという事ですね。
また50%の若者は、社会的に認められること、つまり成功することが幸せになるためには必要だと答えました。
皆さんはどう思いますか？
ハーバード大学の幸せの研究
ハーバード大学では今から1世紀ほど前の1938年から、どうしたら人間は幸せになるのかという研究を始めました。
何に人生の時間を費やせば、幸せになれるのかという秘訣です。
そこで724人の若者を選ばれ、彼らの人生の追跡をすることで、人生の幸福度を上げる秘訣を研究することにしたんです。
選ばれた若者の半分は貧しい家庭で育った若者、もう半分は裕福な家庭で育ったハーバード大学の2年生でした。
数年後、その中のある若者は医者や弁護士になり、またある若者は職人や労働者になりました。
大統領になった人も一人いたそうです。
極貧の家庭育ってもそこから這い上がって、成功者になった人もいれば、裕福な家庭に育ったのに転落人生を送った人も中にはいました。
追跡調査は長期間に及び、4代目所長ロバート・ウェルディンガー氏によれば、調査が75年目を迎えたときには、当時若者だった724人のうち、90代になった60名だけが生き残っていたそうです。
そしてその追跡調査は子どもたち2000人を含めて、今も続いているんです。
ハーバード大学 幸せの研究の結論
この長期に渡る追跡調査で、幸せな人生には、社会的な地位や、お金持ちになることよりも、もっと重要な事実があることがわかりました。
実は私たちの幸福感に一番大きな影響をもつもの、それは身近な人との人間関係だったんです。
言われてみれば、「確かに！」と思いますよね。
どんなにお金や肩書があっても、身近な人との関係が悪かったら、幸せは感じられません。
でもこれって、意外と忘れがちなことかもしれませんね。
仕事や、やらなくてはいけない日々の雑事が私たちの人生の優先順位の上位になってしまい、伴侶や子供や、友人など身近な人と過ごす時間は後回しになりがちです。
身近な人との関係を充実させる
身近な人との関係を充実させるにはどうすればいいんでしょう？
意識して時間を一緒に過ごす。意地を張らずに素直になる。自分から進んで、相手のして欲しいことをやってあげる。いいですよね！
あなたにとって一番身近な人って誰？
でもそういうこと全部やっても、うまくいかない時も中にはありますよね。そういう時はどうすればいいんでしょう？
そんな時は、あなたにとって最も付き合いの長い、一番身近な人を大切にすることから始めてください。
皆さんにとって一番身近な人って誰でしょう？
それはあなた自身です！
本当の意味で自分を大切にできる人は、身近な人も大切にできるからです。
どうぞ今年を一番身近な自分自身と良い関係をもつ年にしてくださいね！
今日の話皆さんはどう思いましたか？
悩みはあなたと家族がもっと幸せになるための贈り物！
大丈夫！あなたにもできます！
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著者 心理カウンセラー/講演家 かなう美保
12歳までの記憶を失う体験をする。生まれつき重い障害の娘を自宅で看護し、自らの手の中で天国に送った。中学生の息子の頭にこぶし大の腫瘍ができ、頭蓋骨が3㎝の半円状に溶ける経験をした。発達障害が理由で先生からいじめられ不登校から引きこもりになった息子の話を聞き寄り添い、やがて息子は自ら勉強を始め大学に入学、社会復帰を果たした。
詳しいことは http://kanaumiho.com/
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