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境界線で自分を守る

束縛の強い母に育てられたために、自分の人生なのか、母の人生なのかわからない、そんな話を聞くことがあります。

親の束縛から逃れたくて「絶縁したい」と考える人も多いようです。確かに暴力など絶縁が必要なケースもあります。

でも日本では親が入院したり、介護になれば、結局子供のところに連絡がくるので、本当の絶縁は難しいのが現状です。

それなら束縛する親に、どう対処すればいいんでしょう。

今日は束縛する親から自分を守るための境界線のつくりかたについてお話しします。

今日お話しする方法は様々な人間関係にも応用することができます。

子供は自分の一部と考える母

絶縁しないで関係を続けるためには、むやみに相手からエネルギーを奪われないよう、境界線を引くことが必須です

反発を感じてる人はきっと、堅固な境界線をもっていると考えられがちですが、実は境界線が確立していません。

自分が入ってほしくないところ、触れてほしくないところまで、勝手に心に入ってくるのでうとましく感じるんです。

あなたからすると、親は心の中にずかずか入ってくる、そんな感覚かもしれません。でも親自身はそうは思ってません。

なぜなら日本の母親は、子供は自分の一部のように考えていることがほとんどだからです。

自分が 自分を自由にするのは当然だという感覚なの、母には迷いがありません。

どんなに話してもすれ違いを感じるのは、こんな風に根本的な捉え方が違うからなんです。

心の準備と実践

衝突は避けてきた人にとって、親に「ノー」言うことは大きなステップです。今まで自己主張せずに合わせて生きてきたのは、主張をすれば衝突するとわかってるからですよね。

今までいう事をきくいい子だったあなたが突然ノーを言い始めると、「いつからそんな風になっちゃったの?」「あなたはそんな子じゃないでしょ。」と言われて、罪悪感を覚えるかもしれません。

体の不調をあなたのせいにしたり、泣き落としを使って「あなたがこれをしてくれないから。」と不幸なのをあなたのせいにするかもしれません。

自己主張を始めるとこういうネガティブな反応は、必ず起こると思ってください。

そのために心の準備をしてほしいんです。

相手は親ですから、どうすればあなたの境界線を崩せるかよくわかっています。

なし崩しにされて、なにも悪くないのに以前と同じように「ごめんなさい。」と思わず謝ってしまって、悔やむこともあるかもしれません。

でも大丈夫。失敗も含めて挑戦するうちに、境界線は少しずつ出来上がってきて、あなたは自分を守れるようになります。

そもそも母の不調は、あなたのせいではありません。単なる年齢の問題です。

そんな時は「大丈夫?薬はある?病院に行った方がいいんじゃない?」と心配はするけれど、今までと同じように操作はされないという態度をとることです。

ジグザグでも、境界線はちゃんとできてくる

それでも母がいろいろ言ってきたとしたら、口論をしないように気をつけてください。

まず母の話をひとしきり聞いて「お母さんはそう思うのね。でも私はこう考えてるから。」とだけ伝えて、詳しい説明はしないで、その場を離れてください。

こんな話をすると「実の親なのに冷たい。」と批判する人もでるかもしれません。

でも子供だからといって、一生親の思い通りに生きる必要はないですよね。

自分を生きようとすれば、違う人間なのだから、親の意にそぐわないことがあるのは当然のことです。

自分がなにかひどいことをしているように思えて、落ち込むこともあると思います。

でもあなたは自分の人生を生きようとしているだけなんです。

あなたを通して自分の不安を埋めてきた母が間違っていたんです。

あなたの人生を通して、自分が2回生きようとしてきた母が間違っていたんです。

罪悪感を覚えたり、またチャレンジしようと思ったり、ジグザグの道を通りながら、あなたの境界線は、少しずつちゃんとつくられていきます。

「わかり合いたい」思いを手放して自立する

母に何を言われても、できるだけ冷静に、できれば丁寧な言葉で対処するようにしてください。

そのためには、「どうしてわかってくれないの?わかってもらいたい。」という思いを手放す必要があるかもしれません。

たとえわかってくれなくても、親の承認がなくても自分を生きることが、親から自立するということだからです。

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著者 心理カウンセラー/講演家 かなう美保  
12歳までの記憶を失う体験をする。生まれつき重い障害の娘を自宅で看護し、自らの手の中で天国に送った。中学生の息子の頭にこぶし大の腫瘍ができ、頭蓋骨が3㎝の半円状に溶ける経験をした。発達障害が理由で先生からいじめられ不登校から引きこもりになった息子の話を聞き寄り添い、やがて息子は自ら勉強を始め大学に入学、社会復帰を果たした。
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