夫婦がすれ違う理由
こんにちは!グレイスカウンセリング心理カウンセラーのかなう美保です。
私たちは、毎日いろいろな会話を交わしますが、実はすべての会話は問題解決型と共感型のどちらかです。
つまり会話はいろいろあっても、その種類は2つに分けられるんです。
どんな人も普段この両方のタイプを使って会話をします。
でも不安感や、気になることなどストレスの高い時は、一般的に男性は問題解決型、女性は共感型の会話をする傾向が強くなります。
つまりちゃんと話を聞いてほしい時ほど、この傾向が顕著になるので、それが夫婦、つまり男女がすれ違う原因になってしまうんです。
感情を排除する 問題解決型 の会話
問題解決型の会話では、状況を把握して、素早く問題を解決することがゴールになります。だから会話はいつ、どこで、誰がどのように何をしたという事実確認が中心になります。
例えば燃え盛る火の中を、命がけで逃げのびなくてはいけない、というような時なら、問題解決型の会話が必須ですよね。
「怖い?」なんて感情に配慮している暇はありません。
恐怖という感情はできるだけ排除して、どうやって逃げるのが一番安全か冷静な判断をしなくてはいけません。
だから問題解決型の会話では、感情はできるだけ排除することが必要になるんです。
感情にフォーカスする 共感型の会話
それに対して、女性がよく使う共感型の会話では、感情にフォーカスすることで、それまで気がつかなかったことに気づくプロセスを大切にします。
一方は感情を排除し、他方は感情にフォーカスするわけですから、意識しない限り、夫婦の会話がすれ違って、どちらかが不機嫌になってしまうのは当然のことなんです。
気持ちを語るのは 気づきをえるため
「今日はあの人に、こんなことを言われちゃって…」という過去の出来事についての愚痴は、問題解決型的には、無意味に感じるかもしれません。
でも感情を中心に話す共感型の会話にも、気づきというゴールがあるんです。「このことを話したら、新しい気づきがあるかもしれない。」と感じる時、人は気持ちを語るんです。
だから妻だけではなく、男性の部下や友人であっても相手が、相手が気持ちについて話しだした時は、差し迫る命の危機がないかぎり、あなたが問題を解決しないでほしいんです。
もちろん妻の愚痴は、できるだけ長引かせたいというのであれば別ですが…(笑)
相手が自分の力で気づいて、答えにたどり着けることを、相手を信頼しながら、話を聞くんです。
「そうなんだ。大変だったね。よく我慢したね。」といった相手をねぎらう言葉を中心に声をかけてください。
妻をねぎらう言葉がけで、最短で愚痴が終わる
こんなことを言うと「ただでさえ妻の話は長いのに、そんなふうに黙って、聞いていたら、余計話が終わらなくなるではないか。」と心配する方もいらっしゃいます。
でもそれは逆なんです。
まだ気持ちが伝わってないと感じるから、話が終わらないんです。
共感型の会話では、自分気持をわかってもらえたと感じると話は終わります。だからねぎらいながら聞くと、最短で話は終わるし、感謝はされるし、妻の機嫌は良くなるといういいことずくめなんです。
これをすると 努力は水の泡 に!
ねぎらいながら話を聞くと、本人の中に気づきがでてくるので「自分も、もしかしたら悪かったかも…」と反省の言葉が出ることがあります。
そんな時はぜひ気を付けてください。「やっとわかったか!」と思わずあなたの意見を言ってしまうと、それまでの努力は水の泡になります。
相手から反省の言葉が出た場合は、そこにねぎらいを上乗せして、相手の肩をもってほしいんです。
「確かにそういう点もあるかもしれないけど、その場ではなかなか無理だよね。」とちょっとえこひいきぐらいに、あくまでも味方になるんです。
そうやって聞いてもらうと、心の中に引っかかっていた感情が溶けていって、物事を客観的に見れるようになるため、気づきのゴールにたどり着きやすくなるからです。
こんな風に、相手の気づきを助ける会話がするようになると、そのプロセスを手伝ってくれるあなたに対して、感謝の心が生まれます。
30年続いた妻の愚痴
こんなエピソードがありました。
若いころ、ある女性が出産直後だったのに「正月に嫁が寝てるなんて。」と姑に皮肉を言われ、つらい体調を押して台所仕事をしたそうです。
でもその無理がたたって、体を壊してしまいました。
慣れない夫の実家暮らしで、味方もいない心細い中、本当は夫に味方になってもらっいたかった。
でも「お産は病気じゃないからな。」と夫がいった一言ことは、女性の心をえぐりました。
そしてその後、事あるごとに、その愚痴を夫にぶつけるようになったと言います。
こういう事ってどこの家庭にも、あるかもしれません。
でもたった一つの言葉きっかけに、30年も続いた愚痴が、ぷっつりと途絶えました。一体どんな言葉だったんでしょう?
妻の愚痴をおわらせた一言
ある時そのご主人は、自分の娘の陣痛に付き添う事になりました。
何時間も何時間も続く陣痛に苦しむ娘をまじかに見て、その背中をさすり、励まし続けた結果、思わず妻にこう言ったと言います。
「お産っていうのは本当に大変なんだな。あの時お前のそばにいてやればよかった。もっと優しくすればよかった。」と
その言葉を聞いた妻の目から、ほろりと二粒涙が流れました。そしてそれを境に、もう二度と同じことを蒸し返すことはなくなったんです。
辛かった気持ちがわかってもらえたと思った時に、もう同じ話を繰り返す必要はなくなったんですね。
今日の話皆さんはどう思いましたか?
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著者 心理カウンセラー/講演家 かなう美保
12歳までの記憶を失う体験をする。生まれつき重い障害の娘を自宅で看護し、自らの手の中で天国に送った。中学生の息子の頭にこぶし大の腫瘍ができ、頭蓋骨が3㎝の半円状に溶ける経験をした。発達障害が理由で先生からいじめられ不登校から引きこもりになった息子の話を聞き寄り添い、やがて息子は自ら勉強を始め大学に入学、社会復帰を果たしている。
詳しいことは https://kanaumiho.com/
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