いう事を聞かない思春期の子に影響力をもつ?
こんにちは!
グレイスカウンセリング心理カウンセラーのかなう美保です。
最近インフルエンサーという言葉が流行っています。
インフルエンサーというのは、インスタグラムや youtube などのSNSを通して周りの人にインフルエンスする、つまりたくさんいる自分のフォロワーに影響を与える人のことですね。人に影響力を与えるって誰でも憧れますよね。
「子供が話を全然聞いてくれない。」という相談を受けることがあります。自分を確立する時期の思春期の子が、親の話を聞かないのは、ある意味健全に育ってるとも言えるかもしれません。
でも、子供じゃなくとも「もう少し私の言葉をちゃんと聞いてほしい」「俺の意見に注意を払ってほしい」と感じることが、夫婦や職場、友達、職場関係でもあるかもしれません。
リーダーシップ論の権威、世界一のメンターと名高い、牧師のジョンマクスウェル氏は、「人間の実力というのは、その人がどれくらい周囲の人に影響を与えられるかによって決まる。」と言います。
でも、どうやったら影響を与えられる人になれるんでしょう?そして妻が、夫が、子供が、部下が話を聞いてくれない時、どうしたら相手があなたの話に耳を傾けるようになるんでしょう?
今日はジョン・マクスウェル師の名著「統率者の哲学」を参考に、影響力をある人になる秘訣を考えてみたいと思います。
あなたの話を聞きたいと思わせる
人に影響力を持つための秘訣一つ目、それは信頼される人間性なのだそうです。
マクスウェル氏によれば、この信頼というのは1対1の時も、何万人の人を相手にスピーチするような時でも同じだそうです。何よりも相手に信頼されることができて影響力の第一歩になると言うのです。
言われてみれば確かにそうですよね。
「この人なんだか胡散臭くて、信頼できないなあ。」そんな風に感じる人に出会う事はあまりないかもしれないですが、もしそう感じる人がいたとしたら、その人には影響受けたくないって思いますよね。
当たり前のように思う信頼ですけど、実際皆さんが影響力を与えたいと思っている人は、あなたの言葉なら是非聞きたいと思っているでしょうか?私たちはどんな人の言葉なら、私たちは聞きたいと思うんでしょう?
信頼関係をつくるのに大切なことは誠実さです。
誠実さは、ウソをつかないというだけではなく、うやむやにしない、ごまかさないなど、きちんと真実を伝えることのできる強さが必要です。
特に、夫のウソを見抜く第6感をもつ妻(笑)と、思春期の子供達はごまかしに敏感です。親や先生が心からそう思って言っている言葉なのか、建前なのかを鋭く見抜きますよね。
「これ買って!」と言われたものが予想以上に高くて、そんなに出せないというのが本音なのに、
「それはあまりよくないから買わないほうがいい」というような建前を語ることになれてしまう事と、信頼関係が少しずつ損なわれ、あなたの影響力は小さくなってしまいます。
きちんと本音を語る自分になるには、普段から自分に対しても真実になることです。悲しみや寂しさ、ネガティブ事でも、自分をごまかさず受け止めていくようにすると芯の強さが養われます。
妻の不機嫌も治る?
人に影響力を持つための秘訣二つ目は、味方になること。「この人は敵だ」と思う人の言葉に耳を傾ける人はもいません。「この人は自分の味方だ。」
と感じる時、私たちはその言葉に耳を傾けます。
でも味方になるというのは、なんでも「イエス」と言って反対しないという事でしょうか?
意見が同じ時もあれば、対立することもありますよね。例え意見が対立するときでもこの人は味方だと思ってもらうにはどうしたらいいんでしょう。
それには、普段が大切です。普段から思いやりをもって接してくれる人が、時に反対意見を言ったとしても、「きっと考えたうえでの意見なんだ。この人は味方だから。」と思えば人は耳を貸すんです。
「優しくしてくれた」「助けてくれた」という普段の小さな思いやりの積み重ねが「この人は味方だ。」という信頼を育てていきます。これは難しい思春期の子供でも、不機嫌な妻でも、耳を貸さない職場の人でも同じですね。
伝わると夫婦の信頼関係も育つ
そして、人に影響力を持つための秘訣三つ目は「この人はいつでも自分のことを思ってくれている。」ということが相手に伝わるということです。ポイントは相手に伝わっているという点です。
心の中で思っていても、それが相手に伝わらなければ、信頼関係が育だちません。
「あなたのことを思ってるよ」と伝える方法は色々ありますが、特に有効なのは、相手の言葉をいったん受け止めるということです。
影響力をもって相手の意見や考えを変えたいと思う時、私たちは相手の言葉を受けとめようとあまりしません。
受け止める=自分が変割ることになると考えてしまうからかもしれません。まだ相手の話が終わっていないのに、遮って自分が話出したり、「そうじゃなくて」と相手の言葉を否定したりしがちです。
いう事を聞かない思春期の子にも耳を貸す
「最近娘が全然話を聞かないんです。話しかけても、すぐに別の部屋に行ってしまう」と悩んでいたあるお母さんは
いろいろお聞きする中である時ご自分が「でもさあ。」とてもたくさん言ってることに気づきました。
そこで、そのお母さんは「でもさあ。」という言葉を封印すると決めました。
封印してみて初めて自分がどれほど「でも」という言葉で娘の言葉を遮っていたかがわかったそうです。
封印を決めた後も何度も何度も「でもさあ」と言ってしまう自分に気づき、いかに相手の話を聞かず、一方的に話してきたか初めて分かったと言います。
やがてこのお母さんは、「でも」言葉を挟まずに娘さんの言葉をじっくり聞けるようになりました。
娘さんがそれまでどれほど外でつらかったのかを理解するつれて、無理な要求をしていた自分が見えてきて、娘に対して思いやりがなかったなぁとつくづく感じたといいます。
「でもさぁ」という言葉がお母さんの口から出なくなった時、娘さんは自らお母さんの言葉に耳を傾けるようになったといいます。
人に影響を与えるためには、自分の意見を多く語った方がいいと私たちは考えます。でも本当に影響力をもちたいなら、相手がだれでもまず相手の話を聞くことが必要だったんですね。
悩みは神様からの贈り物!
影響力を持つ秘訣皆さんはどう思いましたか?
どんなにこじれた人間関係であっても、今日の秘訣を実践して、信頼関係が復活すれば、相手もあなたの言葉にも耳を傾けるようになります。
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著者 心理カウンセラー/講演家 かなう美保
統合失調症の母に育てられたことが原因で12歳までの記憶を失った。生まれつき重い障害の娘を自宅で看護し、天国に送った。中学生の息子の頭にこぶし大の腫瘍ができ、頭蓋骨の一部が3㎝の半円状に溶ける経験をした。発達障害のため先生からいじめられ不登校から引きこもりになった息子の話を聞き寄り添い、やがて息子は自ら勉強を始め大学に入学、社会復帰を果たした。
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