
【今決める力を育てる鍵は、日常の小さな選択】
今回は、日々の小さな選択を通して、大きな決断にも強い自分になれる「今決める力」の磨き方についてお話ししています。
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【人生は決断できている】
こんにちは!グレイスカウンセリング 心理カウンセラーのかなう美保です。
私たちの毎日は決断と選択の連続ですよね?
朝起きたら何を食べるか、どんな服を着るかという小さな決断から、どんな仕事を選ぶかとか、どこに住むか、誰と人生を共にするかといった大きな決断まで、
人生は私たちが何を決断するかで形作られています。
だからこそ、大きな決断をしなくてはいけないときは、
「本当にこれでいいかな?」
「あとで後悔しないかな?」
そんな風に悩んで、なかなか決められずに、先延ばしにしてしまうことがあるかもしれません。
今日は、日々の小さな決断を通して、大きな決断にも強い自分になれる「決断力」の磨き方についてお話しします。
【俳優さんのお母さんの話:“決めなかった”ことで失われたもの】
ある俳優さんが言っていました。
その方のお母さんは口癖のように、よくこう話していたというんです。
「一度でいいから、大間の大マグロをお腹いっぱい食べてみたい…」
でも結局その願いが、叶わないままお母さんは亡くなってしまったそうです。
でも俳優さんはいうんです。
もしそのお母さんが本気で“私は大間の大マグロをお腹いっぱい食べる!”と決めていたら、きっとそれはできたんじゃないかと…
確かにそういうことってありますよね?
「いつかは、これをやりたい!」そう考えながら気づいたら何年も過ぎていた。
こういう経験が、皆さんもあるかもしれません。
でも、決めされすれば本当はできることを、やらないまま終わってしまうって、もったいないですよね?
一度きりの人生なんだから「いつかは、やりたい!」と思っていることを、全部実行できるじぶんになりたいですね!
【決断力を育てる鍵は、日常の“今決める!”】
大きな決断ほど、突然「今すぐ決めて!」と言われたら困ってしまいます。
では、どうしたら大きな決断ができるようになれるんでしょう?
それには、普段から“今決める力”を養うことが助けになるようです。
女性の間で絶大な人気を誇っている整理収納アドバイザーのEmiさん、ご存じ方も多いかもしれません。
Emiさんは、結婚をして双子を出産した後、自分の理想のスケジュールを掲げて意気揚々と仕事に復帰したそうです。
でも現実は理想とは全く違っていて、残業する同僚を横目に、自分だけが急いで退社しなくてはいけない毎日、
「こんなはずではなかったのに…」と涙がポタリポタリと落ちることもあったそうです。
そんな彼女が変われたのは、「今決める!」ということを実践したことがきっかけでした。
「今決める!」というのは、日々の小さな決断をするときに、「もうちょっと後で…」と先延ばししないで、その都度その都度、その場で決めていくということです。
仮でもいいし、6割程度の出来でもいいからと考えて、Emiさんはとりあえず「今決める!」ということを実行していったといいます。
【完璧主義を手放して、スピード感を大切に】
子育てと家事と仕事という現実の中で、Emiさんは決断を先延ばしにすれば、もっと自分が忙しくなることに気づいて「今、この場で決める!」ことを意識するようになっていきました。
例えば今までは美容室で「次回の予約をどうしますか?」と聞かれても、「先のことは、よくわからないし、後から予定を変えるのも大変だから。」という理由で、「また連絡します。」と答えていたそうです。
でもいざその時期になり、美容室を予約をするとなると、何にどのくらい時間がかかったのか、いったい全部で何時間があれば終わったのかなど、思い出さないといけないことがいっぱいあります。
時間がたってからだと「美容室の記憶」というエンジンをもう一度かけなおさなくてはいけないんです。
でも帰り際なら、記憶がまだフレッシュだから、思い出すためのエネルギーはゼロです。
そして次回は、予約してあるからその日に行くだけなので、もうそのことでエネルギーを消耗する必要はありません。
そしていったん予定を入れると、それに合わせてほかの予定は組むようになり、Emiさんのように忙しい人でも、予定を変更することは、ほとんどないといいます。
【“6割OK”のマインドで決断を軽やかに】
それまでのEmiさんは、その場で決めるなんて、考えなしの人というマイナスのイメージがあって、「じっくり考えてこそ、いいアイディアが生まれる」と信じるタイプだったといいます。
でも完璧にやることをやめて、「6割でいい」と思うようになってから、決断することがずっと楽になったといいます。
メールやラインも来たから、その都度開くということをやめて、返事をできる時間がある時にまとめて開いて、読んだらその場で、6割の返事をするようになりました。
以前なら、完璧にやろうとして、仕上がりに時間がかかっていた企画書なども、
「とりあえずざっくりした内容で返事をして、相手の意見を聞いてからまた修正するという、軽いやり取りを増やしたことで、
「せっかく完璧に仕上げたものが、大幅に変更になって心が折れた~」ということもなくなり、仕事のスピードもアップしたといいます。
この「6割でOK」という考え方は、失敗してもいいということです。自分失敗敗するを許してあげるということなんです。
【未来の自分に期待しすぎない】
「いつかやろう。」「そのうちできるはず…」これは、未来の自分に期待している状態です。
でも実際には、その“いつか”というのはやって来ません。
「いつかやろう。」ではなくて、仮でもいいから6割の出来でもいいから「今やってみる」これが人生がラクに動く秘訣です。
【決められないときは仮決めでいい!:“仮決め”で実現した旅行】
実はEmiさんには、「いつかぜひ!」と考えていたという夢がありました。
その夢というのは“娘と二人きりの旅行でした。
でも仕事や生活が忙しいし、先の予定がわからないこともたくさんあって、その旅行の実現は、とても無理に思えたんです。
でもある時Emiさんは、とりあえず、いつ・どこへ・なにをしに、そしてなぜ行きたいか、ざっくりとメモを書くことにしました。
メモには、娘が中学生の間に3日間、韓国など移動が短めな場所に、金額は10~15万円ぐらいで旅行に行きたい。なぜなら、中学生の娘とは今しか行けないからという理由を書きました。
実際にこの仮決めメモを書いてみると、その後韓国関連の情報がどんどん目に入るようになり、「行くならこの時期しかない!」ということもはっきりしてきて、不可能だったはずのその旅行が現実になったんです。
【先延ばしをやめると、人生がラクに動き出す!】
先延ばし癖をやめて、大きな決断にも強くなるには、 “とりあえず決める”“今決める”ということが役に立ちます。
完璧を目指すのではなくて、失敗も自分に許して、仮決めでもとりあえず決めてしまう。それが人生がラクに動き出す秘訣です。
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毎週金曜日に配信しています!(来週はお休みです~次回は6月13日になります!お楽しみに!)
著者 心理カウンセラー/講演家 かなう美保
12歳までの記憶を失う体験をする。重い障害の娘を自宅で看護し天国に送った。中学生だった息子の頭にこぶし大の腫瘍ができ、頭蓋骨が3㎝の半円状に溶ける経験をした。発達障害のため担任からいじめられたことが原因で高校を中退し、ひきこもりになった息子に寄り添う。やがて息子は大学に入学、現在は自らの経験を生かして子供の気持ちがわかる小学校の先生になっている。特別養子制度により血のつながらない子を我が子として育てた。
詳しいことは グレイスカウンセリングhttps://kanaumiho.com/
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