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悲しみが止まらない
お子さんを事故で亡くされた方のドキュメンタリーを最近見ました。
当時1歳だったお子さんの話をするお母さんのまったく涙が止まらない様子から、きっとまだ亡くなって間もないのだろうと思いました。
ところが実はもう30年の年月が流れていたんです。
このお母さんは30年間も心の傷口が開いたまま、痛み続けていたから一つ一つの話が、まるで昨日のことのように鮮明だったんだとわかりました。
私自身子供を亡くした経験がありますから、ある程度の時間が必要なことは理解できます。
でもこんなに長い間苦しみ続けてきたのだと知ってとても気の毒に思いました。番組の後半でそのお母さんが初めてのカウンセリングを受け、癒されていく様子が見れて少しホッとしました。
大切な人を失う経験はもちろん、離婚や失業、人間関係がうまくいかない時、また子供の時の悲しい体験など「こんなことが起きて欲しくなかった。」感じる事が起きると、私たちは悲しみを感じます。
どうしても収まらない怒りや相手をどうしても許せないと思う時にも、その根底に「こんなこと起こって欲しくなかった。」という悲しみが沈んでいることはよくあります。
今日はそんな悲しみの乗り越え方について、お話しします。
エッセンス1. 向き合う
悲しみを乗り越えるためのエッセンス一つ目は「向き合う」です。
悲しい時にすごく悲しんでいるように見えても、冒頭のお母さんのように、自分の悲しみに向き合っていないということはよくあります。
また本当は悲しいのにあえて明るく振る舞っていたり、何かに没頭し忙しくすることで気持ちをごまかしてしまう事で、悲しみが癒えないこともあります。
もちろん大きな挫折や、大切な人を失った直後など、その衝撃がまだ大きな時期は、一時的に思考を停止して、心と体を休めることも必要です。
でももうその時期が過ぎたのに、悲しみにきちんと向き合わないことで、かえって逃れなれなくなる事もあるんです。
悲しみに向き合えない理由は、そこに向き合ったら自分が抜け出せなくなるのではないか、自分にとって悲しすぎて、辛すぎるのではないかと怖れるからです。
でも悲しみに向き合っても、心は壊れたりしません。大丈夫です。
あなたの心は、自分が考えるより強いんです。あなたにはその悲しみを乗り越える強さが、ちゃんと備わっています。
だから「こんなこと起こって欲しくなかった。」「本当はこうなってほしかった。」と感じる度に、心に寄り添って、その一つ一つに丁寧に向き合ってきちんと悲しんでください。
そうすることで心の痛みは徐々に薄れていき、からだの傷口がふさがるように、その悲しみも過去のものになっていきます。
エッセンス2. 責めない
2つ目のエッセンスは「責めない。」です。
「あの時もっとこうしていれば…」「自分さえこんなことをしなければ。」こういう自責の念から、いつまでも悲しみが乗り越えられないということはよく起こります。
また自分が悲しみ続けることが、罪滅ぼしになるように考えている場合や、失った人への自分の愛情の深さを表すように感じている場合も、悲しみを手放すことを難しくします。
また自分の人生が傷つき続けることが、相手の罪の大きさをあらわにすると感じている場合も、悲しみを乗り越えることを邪魔します。
どんな悲しみでも手放すためには、丁寧に寄り添うことが必要ですが、中でも「自分のせいでこうなってしまった。」という自責の念を振り払うのは、簡単ではないですよね。
でももしそれが自分のせいだと感じているとても、そんな自分を許してあげて欲しいんです。私たち人間はみんな不完全で、完全な人は一人もいません。
自分を許すことができた時、私たちは本当の意味で、他の人も許してあげられるようになって、相手の不完全さも受け入れられるようになるんです。
だからぜひ自分を許してあげてください。
エッセンス3. 意味を見いだす
3つ目のエッセンスは「意味を見いだす」です。
大きな悲しみに襲われると「なぜ?」という問いが私たちの心に湧いてきます。
「なぜこんなことが…」という答えは、簡単には見つからないかもしれません。
でもその悲しみの経験したことでできる事、経験したあなたにしかできない事って必ずあります。悲しみをあなたが体験したことには、必ず意味があるんです。
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著者 心理カウンセラー/講演家 かなう美保
12歳までの記憶を失う体験をする。生まれつき重い障害の娘を自宅で看護し、自らの手の中で天国に送った。中学生の息子の頭にこぶし大の腫瘍ができ、頭蓋骨が3㎝の半円状に溶ける経験をした。発達障害が理由で先生からいじめられ不登校から引きこもりになった息子の話を聞き寄り添い、やがて息子は自ら勉強を始め大学に入学、社会復帰を果たした。
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