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ちょっと意地悪なダイエット実験
「目標を立てたのに、挫折した~。」
目標を決めても、つい誘惑に負けて三日坊主になってしまう。こんな悩みは皆さんもあるかもしれません。
こういう悩みは、どうしたら解決するんでしょう?
ダイエット研究家のジャネット・ポリヴィ氏とピーター・ハーマン氏は、ちょっと意地悪な実験を敢行しました。
ダイエット中の人は、ケーキやピザなど高カロリーのものを、一度でも食べると、そのあとダイエットを諦しまうと傾向が強いんです。
そこで二人はダイエットに成功している被験者たちを集めて、その人たちに内緒で、実際より2キロ重く表示されるように細工をした体重計で体重を計ってもらったんです。
それまでダイエットに成功していた自分の体重を見た人たちは、そのあとどんな行動をしたと思いますか?
「こんなことでは、いけない!」と自分を鼓舞して、今まで以上にダイエットに励んだんでしょうか?
実際は、そうはなりませんでした。
意地悪な体重測定の後、被験者の人は、自分の体重が増えてしまったことに罪悪感を感じ、自己嫌悪に陥りました。
そしてその結果ダイエットは投げ出して、やけ食いに走ったというんです。
私たちは、自分で決めたことができないとき、意思が弱いと考えて、自分を責めがちです。
でも被験者の人たちは、あの意地悪な体重計に乗るまでは、ダイエットに成功していたんです。
だから、うまくいかないのは単純に意志の弱さの問題ではないと推察することができます。
じゃあ何が失敗の原因だったんでしょう?
続かない本当の理由
実験の被験者の人たちは、うまくいかなったことで自己嫌悪を感じたとたん、モチベーションが下がって、本当に失敗してしまいました。
「自分に甘いからできなかった」というよりも、「失敗したことへの自己嫌悪」が、モチベーションをさげる原因になってしまったといえるという事なんです。
つまり継続できる人になれる秘訣は、うまくいかなかったときに、自分を上手に励まして、モチベーションを保てるかがカギという事になります。
うまくできなかった自分を責めずに「大丈夫!できるよ!」と自分を励まして、モチベーションを途切れさせずにいられたら、やり遂げられる人になれるという事です。
人間には 自分の行動に一貫性を持たせたいという欲求があります。
だから失敗したと思って行動の一貫性が壊れたとたん、やる気も失われてしまうということなんです。
家具を全部買い替えた ドゥニ・ディドロ氏
皆さんはディドロ効果についてお聞きになったことがありますか?
新しくスポーツを始めた時、専用のシューズを買ったら、用具やウェアも一緒に揃えたくなっちゃった。
こんな経験きっと、みなさんもあるんじゃないでしょうか?
ディドロ効果というは、カナダのグラント・マッケン教授が提唱した行動を一貫させたいという人間の心理のことです。
ディドロ効果は、フランスの思想家ドゥニ・ディドロ氏がある時、友人からプレゼントされた美しい高価なガウンのエピソードに由来しています。
ディドロ氏はその美しいガウンを身にまとって自分の部屋を見まわしました。
その時「この部屋は、この美しいガウンにはふさわしくない。」と感じたんです。
それで、その美しいガウンに合わせて一貫性をもたせるため、部屋のすべての家具を高価な家具に買い揃えることになったというんです。
ディドロ効果を賢く使う
一貫した行動を取りたいと感じるこのディドロ効果をうまく使えば、三日坊主から脱却できます。
具体的に、どうすればいいんでしょう?
まず、目標立てる時は、欲張らないで立てるということが秘訣です。
「せっかく始めるからには、がんばらなくちゃ!」と考えて、つい高い目標を立ててしまいがちです。
でもそうなると、一つつまずいただけで、一貫性が保てなくなり、モチベーションが一気に下がってしまうんです。
そんなことなら、最初から実行可能なちょっと甘めの目標を立てることにしましょう!
小さなことも続けていくと一貫性が保たれます。
「できた!」ということが自分の自信につながり、自己肯定感も上がります。
そうなると、さらにディドロ効果が働いて、そういう自分に見合う行動を、さらにとるようになり、モチベーションがもっとあがって好循環を生み、なりたい自分になれるんです。
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著者 心理カウンセラー/講演家 かなう美保
12歳までの記憶を失う体験をする。重い障害の娘を自宅で看護し、自らの手の中で天国に送った。息子の頭にこぶし大の腫瘍ができ、頭蓋骨が3㎝の半円状に溶ける経験をした。特別養子縁組により血のつながらない子を我が子として育てている。発達障害のため担任からいじめられ不登校からひきこもりになった息子に寄り添い、やがて息子は大学に入学、現在は子供の気持ちがわかる小学校の先生として働いている。
詳しいことは グレイスカウンセリング https://kanaumiho.com/
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