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気持ちを汲み取るって、意外と難しい…

人間関係の最大の秘訣は、相手の気持ちを汲み取れるかどうかです。

でも気持ちを汲み取るって、意外と難しいようです。

「風邪をひいちゃって辛い…」と言う人がいるとき、

私たちは何とかしてあげたくて、「薬を飲んだ方がいいんじゃない?」と言ったりします。

でもつらいといっている人が、求めているのは、ほとんどの場合、

風邪を引いてしまったことへの残念な気持ちを受け止めてもらうこと、その気持ちをわかってもらう事なんです。

皆さんも自分が風邪でつらい時を思い出したら、その心境って理解できるんじゃないでしょうか?

気持ちを受け止めてもらいたくて「つらい…」って言ってる時に、

肝心な気持ちは置き去りにして、どうしたら治るかという話題に入ったら、会話はすれ違います。

「ホント風邪ひくと、辛いよね~」そんな風に残念な気持ちを十分受け止めてもらったら、まず心が元気になるんです。

そして心が元気になったら、ようやくかぜが良くなる方法についてアドバイスを聞いたり、対処法を考える準備ができるんです。

優しい言葉なのに、うれしくない!?

小学生の子が「ママ お手伝いしてあげる!」と言いました。

でもママは気遣いから、優しさで

「お手伝いなんかいいから、お友達と遊んでおいで。」と言ったんです。

それを聞いた子供は面白くありません。

やさしい気遣いだったのに、なぜでしょう?

その子はお手伝いをして、ママに自分を認めてもらいたかったんでの子

「ありがとうね!ママ助かったわ!」と言ってほしくて手伝うといったのに

「手伝わなくてもいい。」と言われたら、面白くないのは当然ですよね。

私たちは、みんな思いやりを必要としています。

でも、それと同じくらい「自分を認めてほしい!わかってほしい!」という気持ちはとても強いということなんです。

お互い思っているのに、すれ違う会話

例えば 夫が「最近仕事が忙しくて、そろそろオレ倒れるかも。」といったとします。

そんな時心配して「少しは休めないの?」とか「誰かに仕事を変わってもらえないの?」と言うことありますよね。

でもこの時夫が求めているのも、やっぱり認められることなんです。

「そんな大変なのに 家族のためにいつも頑張ってくれてたんだ。ありがとう!」

そんな風に言ってもらったら、夫の心のエネルギーが復活するんです。

それなのに心のエネルギーがまだ復活してないうちに「こうしたら?」と提案してしまうと、

頑張りを認めてもらえなかった夫も、そしてせっかくの提案を無視された妻もつまらない気持ちになったまま、会話が終了することになります。

お互いがお互いを思っているのに残念ですよね。

いろいろ考えたのに…

いつもネガティブな話ばかりする友達に「それならこうしたら?ああしてみたら?」と

親切にいろいろと提案しても、相手はなんだかんだと言って提案を全部否定する

こんな経験が皆さんもあるかもしれません。

こういう時も相手が求めていることは、

「そんな中で耐えているあなたはすごい!」と認めてもらうことです。

「そんな中で頑張っているなんて、えらいね!」と言ってほしいんです。

「自分を十分 認めてもらえた!」と感じた時に、ようやく提案を受け入れる心の準備ができる、それが人間の心理なんです。

励ますと、悪化する!?

うつ病などで「辛い、苦しい。」と言い続ける人の近くで、その言葉を聞き続けるのもつらいですよね。

何とか元気になって欲しくて、

「世の中にはもっと大変な人もいるんだから、あなたは良い方なんだよ。」と言ってしまうことありますよね。

でもこんな風に言うと、まず状態はもっと悪くなります。

「全然、私の苦しさをわかってない。」と感じるからです。

気持ちを受け入れてもらっていない、心の準備ができていない状態でアドバイスをされた人は、自分の気持ちが無視されたように感じるんです。

はたから見たら十分恵まれた状況なのに「辛い。苦しい。」という言葉がでるのは、やはり「もっと私を認めて欲しい!」というメッセージなんです。

どんなに励ましても、マイナス思考がかわらないのは、相手のニーズと、自分が提供してしているものがずれているからなんです。

元気になって欲しい、相手を励ましたいというあなたの思いが、そのまま相手に伝わる形で提供できるようになれたらいいですよね!

相手の気持ちを、正確に汲み取れるようになると、あなたの思いも、まっすぐにそのまま相手に届けられるようになります

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著者 心理カウンセラー/講演家 かなう美保  
12歳までの記憶を失う体験をする。重い障害の娘を自宅で看護し、自らの手の中で天国に送った。息子の頭にこぶし大の腫瘍ができ、頭蓋骨が3㎝の半円状に溶ける経験をした。特別養子縁組により血のつながらない子を我が子として育てている。発達障害のため担任からいじめられ不登校からひきこもりになった息子に寄り添い、やがて息子は大学に入学、現在は子供の気持ちがわかる小学校の先生として働いている。 

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