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心の中の孤独感
皆さんは、楽しそうなグループを見て、憂鬱な気分になった経験がありますか?
楽しそうな人たちを見て心が暗くなるのは、自分の心の中に寂しさや孤独感があるからです。
感情的に拒絶されて育った人は、こういう経験が多いんです。
感情的な拒絶という意味は、いい子として育ったという意味です。
エネルギーを奪う原因
子供はみんな愛情を必要としています。
愛を与える立場の親であれば、いつ、どこでどのくらいの愛を与えるか、自由に選ぶことができます。
でも、愛を求める子供が愛情を受け取るためには、自分の親に合わせるしかないんです。
親が悩みや葛藤をもっていたり、暗い表情をしていれば、子供は不安な気持ちになります。
そんな時子供は、親を喜ばせて、自分の不安を解消しようとします。
親が嬉しそうにする顔を見れば、その瞬間は不安から解放されることができるからです。
でも親の反応を気にして迎合したり、また本当は不本意なのに従わなくてはいけないような状況では、自分の気持ちは無視するしかありません。
そしてそれが続けば、自分を生きられない子供の心に怒りが蓄積していくんです。
「いい子なら受け入れる」「言う通りにするなら愛情注ぐ」こんな条件付きの愛で育てば、親なしには生きられない子供は、親にとって都合の良い子供になるよりありません。
そして条件付きの愛に迎合し、服従して育てば、潜在意識の底には、少しずつ怒りが蓄積していくことになります。
これが、心のエネルギーを奪う原因になります。
潜在意識の中の怒り
子供が自らいい子を演じている場合、はたから見れば、虐待などの暴力がなければなんの 問題はないように見えます。
でも例え目に見える暴力がなかったとしても、条件付きの愛のもとで、自分を偽って生きることは、自分を失う代償として、自分を生きることのできない怒りと憎しみが蓄っていくことになるんです。
つまりこの状態では、子供が愛されることを求めれば求めるほど、潜在意識の中に怒りがたまってしまう事になります。
心にたまった怒りは、それ自体が多くのエネルギーを消費しながら、出口を求めています。
それが外に向かえば、非行や暴力という形になります。
そして内に向かえば、うつ病や不安症、不登校、ひきこもりなど、心のエネルギーが枯渇して動けなくなる症状として出てきます。
無意識の中には大きな怒りが渦巻いて出口を求めているのに、いい子でなければ愛されないという恐怖から、無意識の中に無理矢理閉じ込める状態です。
外に出ようとする力と、絶対に出さまいとする力の間の、ものすごい葛藤があり、そこで大量のエネルギーを消費しているから、心のエネルギーが枯渇して、何もできなくなってしまうんです。
エネルギーの補充なしに頑張ってきた
人が楽しそうにしているの見て心が暗くなるのは、自分はその仲間ではないという疎外感があるからです。
自分も仲間のように感じることができれば一緒に楽しくなることができます。
疎外覚えるのは、自分の気持ちが無視されて、ずっと阻害されてきたからなんです。
だから、本当は寂しくて仲間になりたいのに、どうやって仲間になればいいかわからないんです。
親を喜ばせるために、やりたくないことを続けてきたのは、親にとって都合のいい存在でなければ受け入れてもらえなかったからです。
やりたくなくてもやらなければもっと孤独になることがわかっていたからです。
でもまったくエネルギーの補充もしないで、恐怖心だけで頑張り続けることは誰もできません。
だから動けなくなったことにはきちんと理由があるんです。
私たちはまじめに生きていれば幸せになれるにちがいないと考えます。
でもどんなに真面目に生きても、人を信頼できなければ幸せにはなれません。
人を信頼しない限り、親しくはなれないからです。
でも心の底に怒りが溜まっている状態で、人を信頼して心を通わせることはとても難しいことです。
エネルギーを回復させる
もし自分や家族がそういう状態なら、どうすればいいんでしょう?
変わっていくために、心のエネルギーが回復する秘訣は、まず自分を出すことです。
いい子として育ってきた人は、自分がいい人になることが愛されるための条件だと考えます。
でも実際には、ありのままの自分をだしたほうが愛されるんです。
それが、本当のあなただからです。
だからずっと封印してきた自分の考えや感じたことなどを、表現することを心がけてください。
子供も思い通りにならない時に、地団駄を踏んで ぷんぷん 怒って自分を表現する子のほうが、愛されますよね。
そして、まっすぐに願いを表現する子は、その願いもかないやすいんです。
だから最初は怖いかもしれないけれど、少しずつでいいから自分を表にだしていってほしいんです。
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著者 心理カウンセラー/講演家 かなう美保
12歳までの記憶を失う体験をする。重い障害の娘を自宅で看護し、自らの手の中で天国に送った。息子の頭にこぶし大の腫瘍ができ、頭蓋骨が3㎝の半円状に溶ける経験をした。特別養子縁組により血のつながらない子を我が子として育てている。発達障害のため担任からいじめられ不登校からひきこもりになった息子に寄り添い、やがて息子は大学に入学、現在は子供の気持ちがわかる小学校の先生として働いている。
詳しいことは グレイスカウンセリング https://kanaumiho.com/
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