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悩みや つらい症状がなくならない理由
悩みやつらい症状がなくならないのは、顕在意識にフォーカスして、潜在意識の中で起こっていることに目を留めていないからです。
過干渉な親や権威主義的な親の元で育った人は、本来の自分ではない自分を生きなくてはいけません。
その結果、自分を生きられないことへの怒りが潜在意識に蓄積していきます。
この怒りがつらい症状を引き起こす原因になります。
あなたのためだから
「できれば悩みのない人生の方がいい」と誰でも考えます。
それなのに、悩みやつらい症状などの苦しみが、全然なくならないのはなぜなんでしょう?
今日は悩みやつらい症状の目的と回復について考えます。
うつ病や手を洗う事がやめられなくなる強迫神経症、目の前に食べ物があるのに命に係わるほど痩せてしまう摂食障害になるような方は、
子供の時に過干渉で育った人が少なくありません。
愛情という名の干渉の下、本来の自分ではない自分を生きることを期待されてきたんです。
家の中にいてすら、自分の弱みを見せられず、安らげなかったという話をよく聞きます。
非現実的ともいえる高い期待を子供によせる親は、たとえ「あなたのため」と口では言っていても、
本当は、親自身のプライドを満たしたい、自慢したいということが殆どのようです。
そういう親の元で育った場合、自分以外の自分になることを期待されて、本来の自分ではない自分を生きなくてはいけません。
その結果、自分を生きられないことへの怒りが無意識の中に蓄積していくことになります。
無意識の中の怒り
ある子たちは、思春期になると「反抗」という形でその怒りを直接表現します。
でもやさしいタイプや従順なタイプの子は、潜在意識の中にたまっていく自分の怒りを、なかなか表現することができないんです。
もし親の愛情が本物なら、自分の子供が何に興味をもっていて、どんなことに向いているか、そしてどのぐらいの能力があるのかを考え、それに応じて期待をかけます。
ドイツの精神科医カレン・ホーナイは、
「苦しみというのは、相手を非難する手段である。」と言いました。
つまり悩みや、つらい症状という苦しみは、潜在意識の中にある怒りを表現する手段になっているということなんです。
だから潜在意識の中に隠れている怒りが収まらない限り、つらい症状は収まりません。
でもそれが解決すれば、悩みやつらい症状は解決するんです。
そしてたとえそういう形であっても怒りを表現できることで、悩みやつらい症状はその人を救っているということもできます。
世界が自分中心に回る体験
私たちが健康に成長するためには、幼い頃にきちんと幼児性が満たされることが必要です。
幼児性には3つの要素があります。
1つ目は 世界は自分中心に回っている!
2つ目は 世界は自分のためにある!
3つ目は 自分は何でもできる!という万能感です。
この3つの幼児性が満たされないまま大人になると、無意識にそれを取り戻そうするため、それが悩みやつらい症状の原因になっていきます。
泣く度あやしてもらい、「思い通りにならない!」と怒った時には「ごめんね」と言って慰めてもらい、
何かができるたびに「すごい!」と褒められて育った人は、「世界は自分中心に回っている!」「世界は自分のためにある!」という幼児性が満たされることができます。
またアニメのヒーローやヒロインになりきって遊ぶ子供たちは、「自分はなんでもできる!」「自分は何にでもなれる!」という万能感を味わうことができます。
きちんと万能感を体験した人は、大人になってからも「自分にはできる!」と信じられるので、新しいことや未知のことにも、臆せずチャレンジできるようになります。
だから幼児性が満たされないまま大人になった人が、「自分を特別に扱ってほしい」自分がしたことを「すごい!」と何回でも褒めてもらいたいと感じるのは、とても自然なことです。
というのも、人は自分中心に世界が回る体験をした後、ようやく本当の意味で周りの人に、関心を持つことができようになるからです。
だから子供の時にそういう体験をできなかった人が、直接怒りをぶちまけることができなれば、その怒りを悩みやつらい症状を通して表現するしかないんです。
やさしい母親を体験したい
悩むことが救いになっている人には、誰かが優しい母親になってくれて、そういう自分を甘えさせて欲しいという願望があります。
スナックの経営者を「ママ」と呼ぶのは、そういう背景があるのかもしれません。
また、まだ満たされていない状態の時に、「こうしてみたら…」と様々なアドバイスを周りがしても空回りするのはそういう理由です。
だから悩みやつらい症状を根本的に解決するためには、なぜエネルギーがなくなってしまったのか、
いったい子供時代の何があったのかと、潜在意識の中で絡まっている糸をほどく作業が必要になります。
もらいそびれた愛情を体験をしながら、なぜ前向きなエネルギーが出なくなってしまったのかという理由がわかってくる、自分のエネルギーも徐々に回復していきます。
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著者 心理カウンセラー/講演家 かなう美保
12歳までの記憶を失う体験をする。重い障害の娘を自宅で看護し、自らの手の中で天国に送った。息子の頭にこぶし大の腫瘍ができ、頭蓋骨が3㎝の半円状に溶ける経験をした。特別養子縁組により血のつながらない子を我が子として育てている。発達障害のため担任からいじめられ不登校からひきこもりになった息子に寄り添い、やがて息子は大学に入学、現在は子供の気持ちがわかる小学校の先生として働いている。
詳しいことは グレイスカウンセリング https://kanaumiho.com/
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