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無意識の不幸願望は、心のエネルギーがなくなると生まれます。
晴れやかな笑顔の人を助けようと思う人はいません。
でも悩んで暗い顔をしていれば、助けようとする人はたくさんいます。
だから私たちは心のエネルギーがない時、無意識に悩みや問題を引き寄せることで、周りからの気遣いや愛情を引き出そうするんです。

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不幸願望

笑顔でいることの効用は、きっと皆さんもどこかでお聞きになったことがあるのではないでしょうか?

笑顔でいると、リラックスできて脳の働きも良くなり、痛みやストレスも軽減する、

免疫もアップして病気にもなりにくくなるし、認知症の予防効果もあり、人間関係にももちろん良い影響がある。

こんなに笑顔には、たくさんの効用があるとわかっていても、街中に笑顔が溢れているかというとそうでもないですよね?

なぜ、なんでしょう?

それは悩みや暗い表情にも、隠れた効用があると信じられているからなんです。

「いつも、問題ばっかり。」

「全然悩みがなくならない。」と感じている人は、

もしかしたら隠れた効用のために、知らない間に不幸願望をもってしまっているからかもしれません。

でも誰でも幸せになりたいと思っているはずなのに、なぜわざわざ不幸願望をもつんでしょう?

不幸願望のカラクリ 

悩みを解決するには、自分の悩みに向き合って対処しなくてはいけません。

それには、気力が必要で、心のエネルギーもたくさんつかいます。

例えば、車が走行するにはガソリンというエネルギーが必要です。

車のエネルギーであるガソリンがなくなったら、皆さんどうするでしょう?

補充しますよね!

不幸願望も同じ動機です。

枯渇してしまった心のエネルギーを補充したいという思いが、無意識の中に不幸願望をつくっているんです。

無意識に問題を引き寄せてしまう

晴れやかな笑顔の人を助けようと思う人はあまりいません。

必要を感じないからです。

でも悩んで暗い顔をしている人がいれば、助けようとする人はたくさんいます。

だから心のエネルギーがない時、私たちは無意識に、いろんな悩みを引き寄せることで、周りからの気遣いや愛情を引き出そうとするんです。

でもそれが長引くことで、周りの人も疲れてしまい、親密な人間関係が壊れてしまうこともあります。

だからこれを意識化することは、大事なんです。

「悩むことをやめろ!」と言われてもやめられないし、

前向きに考えようといくら努力しても、それを苦痛に感じるのは、自分の中の愛情欲求のニーズの方が緊急性が高いからなんです。

そのぐらい心のエネルギーがない状態だという事です。

「厳しい環境の中でも、前向きに生きてる人を見習え!」と言われることが、よくあります。

でもその人たちは、何らかの形で心のエネルギーがプラス状態に保てているからそれができるんです。

傍から見て「あなたは恵まれているのだから。」といくら言われてやろうしても、それができないのは、心のエネルギーがないことが原因なんです。

だから心のエネルギーをまず補充することです。

成長欲求 VS 退行欲求

でもなぜ心のエネルギーがなくなってしまったんでしょう?

人間にはだれでも「問題に向き合って解決し、成長したい。」という成長欲求

「自分に関心を向けてほしい。」「守られていた~い。」という退行欲求があります。

私たちが成長欲求をもつためには、まず退行欲求が満たされて、心のエネルギーがプラスになる必要あるんです。

時によっては、誰でも甘えたいという欲求をもちます。

でも無意識の不幸願望を持つほど退行欲求が、強い状態になってしまうのは、

多くの場合支配的な親、過干渉の親によって「このままの自分でいいんだ。」という安心感が得られなかったことが原因です。

親に認めてもらおうとずっと頑張りつづけた結果、エネルギーが枯渇してしまたんです。

愛情を求めても得られなければ、誰でも傷つきます。

そういう状態が、繰り返されれば、その悲しみは、やがて怒りや恨み、時によっては憎しみに変わっていくんです。

愛情を欲しいという思いと、愛してくれなかったことへの怒りが、無意識の中に不幸願望をつくっているんです。

不幸願望を 幸せ願望にかえる!

隠れた不幸願望を持つ人は、自分を認めて欲しい、受け入れてほしいというニーズで、心がいっぱいな状態です。

過去を取り戻そうとしてもなかなか取り戻せないから、嘆く以外には方法がないんです。

そんな時は、どうすればいいんでしょう?

まず、自分の心がとても乾いた状態で「認めて欲しい」「受け入れてほしい。」という思いで、一杯だと素直に認めることです。

愛されなかったことへの恨みがつのっていくと、それを認めるのは、負けるようで難しく感じるかもしれません。

でもまず、自分がニーズを認めることで、それが満たされることができるんです。

そして、それを満たす場を見つけることです。

この時に伴侶や恋人など、身近な一人の人にすべて満たしてもらおうとしないことは大事です。

一人の人では、荷が重すぎて大切な関係が破綻してしまうことがあるからです。

だから本音を話しても大丈夫な友達や自助グループ、心理カウンセラーなども考えてください。

いろいろ話す中で、自分の中の隠れた怒りや恨みがだんだんクリアーになっていくと、

徐々に不幸願望が必要がなくなり、自分の幸せを心から求められるようなります。

悩みはあなたと家族がもっと幸せになるための贈り物!
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著者 心理カウンセラー/講演家 かなう美保  
12歳までの記憶を失う体験をする。重い障害の娘を自宅で看護し、自らの手の中で天国に送った。息子の頭にこぶし大の腫瘍ができ、頭蓋骨が3㎝の半円状に溶ける経験をした。特別養子縁組により血のつながらない子を我が子として育てている。発達障害のため担任からいじめられ不登校からひきこもりになった息子に寄り添い、やがて息子は大学に入学、現在は子供の気持ちがわかる小学校の先生として働いている。 

詳しいことは グレイスカウンセリング https://kanaumiho.com/
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