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怒るのはダメなこと?

「怒りをコントロールするのは難しい。」と考える人は多いかもしれません。

アメリカの小学校では、怒りをコントロールする方法を、学校の授業で習うんだそうです。

怒りは自然な感情ですが、扱い方が難しいですから、怒りをコントロールの方法を子供のころから教えるというのは、いい考えかもしれません。

私たちは、子供の頃から「怒るのはダメなこと」「人前で怒りをあらわにするのは恥ずかしいこと」と教えられてきました。

その影響か「怒りの感情は悪いもの」で、「怒らないに越したことはない。」と考えてる人は多いようです。

だから身近な人に腹を立ったたり、イラっとしていても

「怒っちゃダメ…怒っちゃダメ!」と我慢に我慢を重ね、結局爆発して、後から後悔するという体験がある人も多いかもしれません。

人によって違う 怒りのポイント

腹を立てている時の私たちは「こんなことがあれば、怒るのは当然!」と考えます。

でも実際にはまったく同じ状況だとしても、怒る人と怒らない人がいるんです。

だから自分がどんな時に怒りやすいのかという、

怒りポイントを知っているということは、怒りをコントロールするために役に立ちます。

「べき!」「当たり前!」が怒りの原因

それにしても、私たちはどんな時に怒るんでしょう?

私たちがイライラしたり、腹を立てるときというのは、

「これをやるのは当たり前!」
「こうするのは当然!」と

自分は「~するべき!」と思っているのに、相手がその通りにしない時に、腹を立てるんです。

例えば、家事は夫婦で分担するのは当たり前!二人とも同じぐらい家事をやるべき!と考えているのに、相手が全然やらなければ、腹が立ちますよね。

頑張り屋さんの人や完璧思考、ストイックな人ほど、「これは当たり前!」という強い信念を持っているので、色々なことができるんです。

それは長所です。でもやはり物事にはバランスが大切なんです。

「べき!」という考え方が強すぎて心穏やかな時間が過ごせないなら、

「べき!」という考えを「できたらいい!」ぐらいに緩めたほうが、自分のためになるという事なんです。

怒りのカテゴライズ

今日は、怒りを4つの種類にカテゴライズすることで、そもそも腹の立ちにくい自分になる秘訣をお話ししますね。

まず真っ白い紙を用意して、真ん中に縦横十字の線を書いてください。

縦の軸の上には「重要」と書き、横の軸には右側には「変えられる」と書きます。

そして出来上がった4つ欄のそれぞれに、腹の立つことを書いてほしいんです。

変えることができて 重要なこと

右上の欄には「変えることができるもので重要なこと」を書きます。

例えば「夫の仕事が忙く、大事な事を相談する暇もなくて腹が立つ」などです。

この欄には、変えられる事が書いてありますよね。

だからそのための対策を考えて、実際に行動に移してほしいんです。

そうすれば、イライラの原因が解消されます。

変えられないけど 重要なこと

左上の欄には「変えられないけど重要なこと」を書きます。

例えば「息子は男の子なのに、おとなしくて見てるとイライラするし、将来が心配。」

こういう場合、息子さんの生まれつきの性格は、変えられないですよね。

変えられないことに、ストレスを感じるときというのは、自分の器を広げるチャンスです

なぜそういう価値観をもつようになったのか、本当にそのままだと将来困るのか、

自分はどんな不安を感じてイライラするのかなど考えを深めてみてください。

そうすることで少々のことではイライラしない自分に変わっていきます。

変えられるけれども 重要ではないこと

右下の欄には「変えられるけれども 重要ではないこと」を書きます。

例えば「夫のお皿の洗い方が雑で腹が立つ!」などです。

この欄の内容に関しては、あまり自分が神経質にならないように心がけます。

「まあそれもありか…」「なんとかなる」と考えられるようになると、

今まで自分を縛ってきた、「こうあるべき!」「こうじゃないとダメ!」という呪縛もゆるんできて、生きることが楽になってくるからです。

変えられないし 重要でもないこと

そして 左下の欄は、変えられないし重要でもないことを書きます。

だいぶ前のことですが、私はロシアの空港で食事を注文したことがありました。

サービスが悪いのは承知でしたが、待てど暮らせど何も出てこないので、キッチンに様子を見に行きました。

そしたら、怖い顔をした太ったおばさんやってきて「黙って、静かに待ってなさい!」と怒鳴られた上に、結局3時間待つことになりました。

しかも、出てきた食べ物は、誰かの食べ残しでかじった形跡が…

これは変えられないし、そんなに重要ではないことです。

世の中には思い通りにならないことがたくさんあります。

(私にとって、この体験は人に話せるおもしろエピソードになりました~)( ´∀` )

だからこんな時は、「こういう人もいるんだ~。こんなこともあるんだ~。」と

面白がることのできる、おおらかな自分を目指していくと、イライラすることが格段に減ります

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著者 心理カウンセラー/講演家 かなう美保  
12歳までの記憶を失う体験をする。重い障害の娘を自宅で看護し、自らの手の中で天国に送った。息子の頭にこぶし大の腫瘍ができ、頭蓋骨が3㎝の半円状に溶ける経験をした。特別養子縁組により血のつながらない子を我が子として育てている。発達障害のため担任からいじめられ不登校からひきこもりになった息子に寄り添い、やがて息子は大学に入学、現在は子供の気持ちがわかる小学校の先生として働いている。 

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