seesaaブログ340万アクセス達成しました!いつも聴いてくださってありがとうございます!

こちらから、フルメッセージをお聴きいただけます!

今とは 違う人生だったかも…

最近私は、リクルートのR‐CAPという自分に合う職業を選ぶためのプログラムを受けました。

別に職業を変えようと思ったわけではないですが、好奇心で受けてみたんです。

そしてその結果に衝撃を受けました

そこには今まで私が興味を持ったことのない「法律や政治関係の学問があっている」と書かれていました。

そして国際貿易事務やブライダルプランナー、アナウンサーなど私の人生で、全く頭に浮かんだことのない仕事ばかり提案されていたんです。

もし学生の時にこのプログラムをやって、いろいろ考えていたら、今と全く違う人生だったかもしれないと思った一件でした。

秘書問題

「もっとよく考えていたら、今とは違う人生だったかもしれない…」

皆さんもそう感じることがあるかもしれません。

秘書問題と呼ばれる数学の命題を、皆さんは ご存知ですか?

皆さんは、秘書を一人採用することになっています。

求人を出したところ、100人から応募がありました。

この100人の中から、あなたはできるだけ「いい人」を選ばなくてはいけないんです。

でも面接後すぐに、採用の合否を相手に伝えることになっています。

つまり 今面接している人が結構いい人であっても、その後もっといい人が来るかもしれないということです。

そして、一度断ってしまえば「やっぱりあの人の方が良かった~」と思ってもその人を採用することはできないんです。

かと言って良さげな人で早めに手を打てば、その後にもっともっといい人がくるかもしれない可能性があります。

結婚問題

この問題は、もともと 数学者の間で「結婚問題」と呼ばれていたそうです。

確かに、婚活アプリやお見合いで相手を決めようとする場合、これって身近な問題ですよね。

「この人は結構いい人だけど…もしかしたら次の人は、もっといい人かもしれない…」

こういうときにその人に決めるべきか、その人を断って次の人に会うことに決めるかって、なかなか答えの出ない難しい問題じゃないですか?

皆さんなら どうやって決めますか?

なんだか正解のなさそうな難問ですよね。

ところが数学的にはこの問題の答えはもう出ていて、解答はたった一つなんだそうです。

秘書問題の答え

その答えは、まず最初に37人面接をして、その37人の中の一番いい人を基準にするんだそうです。

そしてその後 面接した人の中で最初の37人で一番だった人よりも、いい人が現れたらその人を採用すると決めるんだそうです。

この方法なら、優秀な秘書を採用できる確率がすごく高くて、統計学的にはこれ以上方法というのはないそうです。

ちなみに37人という数字の根拠は、応募者の数を数学の定数2.718で割った数だそうです。

だから応募者が50人の場合は最初の18人、12人なら最初の4人、6人なら最初の2人を基準にするということになります。

後悔のない人生のために

もちろん人生のすべての問題を数学的に、論理的に決断していくわけにはいかないですよね。

でもこの問題 のような難しい問題が発生した時に、ほとんどの人は、あんまり考えないで決めてしまうということが一番の問題なのだそうです。

確かに 100人面接するってすごい労力ですよね。

しかも最初の37人は、全員不採用にするわけですから、ちょっと無駄なような気もします。

でも実際にはほとんどの場合 私たちは、最初の2人を基準につくることすら、「めんどくさいなぁ。」って感じるんではないでしょうか?

考えることには、労力と忍耐が必要だからです。

私たちは、自分にとって大切な問題ほど、それと向き合うことが億劫で、考えることを先延ばしにしてしまったり、考えることから逃げてしまうことが多いようです。

今日は何を食べるかとか休みにどこに行くかという簡単なことなら、私たちは結構頭を使って考えるのに、

本当に向き合わなくてはいけない伴侶との関係や子供の問題、親との関係や孤独感や自分の人生に向き合うことなど、本当の意味で自分の幸せに直結する問題からは、目を背けてしまいがちです。

100人と面接するような労力は、なかなか使うことはできないかもしれません。

でも日々の忙しさで紛らわし続けるのではなくて、時々立ち止まって自分にとって一番大切な問題について考えるということは、後悔のない人生のために、すごく大切なことですよね!

今日の話皆さんはどう思いましたか?
悩みはあなたと家族がもっと幸せになるための贈り物!
大丈夫!あなたにもできます!

毎週金曜日に配信しています!
著者 心理カウンセラー/講演家 かなう美保  
12歳までの記憶を失う体験をする。重い障害の娘を自宅で看護し天国に送った。中学生だった息子の頭にこぶし大の腫瘍ができ、頭蓋骨が3㎝の半円状に溶ける経験をした。発達障害のため担任からいじめられたことが原因で高校を中退し、ひきこもりになった息子に寄り添う。やがて息子は大学に入学、現在は自らの経験を生かして子供の気持ちがわかる小学校の先生になっている。特別養子制度により血のつながらない子を我が子として育てた。

詳しいことは グレイスカウンセリングhttps://kanaumiho.com/
Facebookアカウント https://www.facebook.com/mihokanau
Instagram https://www.instagram.com/mihokanau/?hl=ja

こちらからも、生声フルメッセージをお聴きいただけます!