愛着障害と4つの愛着スタイル

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幼い頃の親子の関係は、大人になって自分の人間関係のスタイルに影響します。

愛着障害という言葉を皆さんもお聞きになったことがあるかもしれません。

愛着障害は、子どもの頃に甘えたり、親を信頼するというような安定した関係が持てなかったことで起きます。

今日は、その愛着障害に関係する4つの愛着スタイルについてお話しします。

1, 安定型 愛着スタイル

愛着スタイル一つ目は、こうあってほしいという理想的な安定型です。

子供は不安な時や悲しい時、親に支えを求めます。

その時に気持ちを受け止めてもらい、安心させてもらえた子は、大人になった時、安定型愛着スタイルになります。

安定型の人は、周りに人がいても気にならず、人に頼ったり 頼られたりすることが苦になりません。

周囲の人が自分に近づきすぎることを恐れたり、見捨てられることを心配することもなく、安定した人間関係を作ることができます。

普通の家庭で起こる 愛着障害

愛着障害は、虐待のある家庭でだけで起こるものではなく、食事もおもちゃも十分というごく普通の家庭でも起こります。

親自身が愛着障害の家庭で育ったことで、子供をどう接していいかわからないとか、

親のストレスが高い状態で、子供のことまで気が回らないという時にも起こるんです。

2, 不安型 愛着スタイル

愛着スタイル二つ目は不安型です。

このタイプは、親の愛情が一定せず、不安定なことで起こります。

愛情があったり、なかったりすれば子供は不安なりますよね。

このタイプの人は、依存しているのに安心感をくれない親に、癇癪を起こして怒りをぶつけるという子供のころのサイクルを、大人になっても、繰り返してしまうことがあります。

不安型の人は、自分に価値を感じられず、愛される資格がないように思っています。

だからいつも相手の愛情を確認しようとするんです。

見捨てられたり、嫌われたり 否定されるという不安感が強くて、相手に依存しながらも、過剰に反応してしまいます。

そのため些細なことで非難や攻撃をやめなかったり、相手の全てを否定するような言葉を言ってしまったりします。

それが相手を疲れさせて、関係を壊してしまう原因になったりします。

このタイプの人はストレスや不安を、相手にぶつけてしまう自分を変えていく必要があります

物事のプラスの面を見る習慣をつくって、相手の欠点も受け入れる 寛容さを身につける必要があるんです。

3, 回避型 愛着スタイル

愛着スタイル三つ目は回避型です。

このタイプ人の親は、子供に無関心です。

子供は早い時期に期待さえしなければ傷つくこともないと悟り、愛情が欲しいという自分の気持ちに封をします。

このタイプの人は、大人になっても趣味について話せるような知り合いさえいれば人間関係は十分だと考えます。

自分の世界にひきこもり、人に頼ることもなく、自分の思いを伝えることもないので冷たい印象を与えることが多いんです。

親密な人間関係を避けて表面的な関係のみで、心に蓋をしたまま生きています。

回避型の人は、自分の気持ちにも人の気持ちにも無関心で、本当の気持ちを封印しているのでその状態で安定しています。

そのため親密なつながりは重荷に感じます。

回避型の人を伴侶に持った人は、心の交流や温かさを感じられないので、それが原因で関係が破綻することが多いんです。

回避型の人は、封をしてきた自分の淋しさに目を向けて、意識的に心を開いていくことが必要です。

4, 不安回避型 愛着スタイル

愛着スタイル四つ目は、不安回避型です。

このタイプの人は、不安型と回避型の特徴を両方併せもっています。

親密になりたいという思いと、傷つきたくないという気持ちの間でこころが揺れます。

一貫性のない愛情や恐怖を伴う体験したことが原因で、親密さを求め拒絶を恐れながらも、自ら相手を拒絶してしまったりします。

心の安全基地

私たちは誰でも安全基地を必要としています。

安全基地というのは、困った時に助けを求めたり、必要な慰めをもらえる所です。

何を話してもどんな受け入れられ、弱い自分を見せても安心できるのが安全基地です。

大人になってからは親しい関係の人が自分の安全基地になっていきます。

でもなかなかそういう人が、周りにいないというという人はどうすればいいんでしょう?

そんな時は、私のポッドキャストを繰り返し聞いてくださいね。

毎回皆さんの心が元気になるようにと願って、一生懸命つくっています。

そして、愛着障害で苦労しても、ここまで生きてきた自分を充分いたわってあげてください。

そうするといろんなことが少しずつ変わっていきます!

今日の話皆さんはどう思いましたか?
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大丈夫!あなたにもできます!

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著者 心理カウンセラー/講演家 かなう美保  
12歳までの記憶を失う体験をする。重い障害の娘を自宅で看護し天国に送った。中学生だった息子の頭にこぶし大の腫瘍ができ、頭蓋骨が3㎝の半円状に溶ける経験をした。発達障害のため担任からいじめられたことが原因で高校を中退し、ひきこもりになった息子に寄り添う。やがて息子は大学に入学、現在は自らの経験を生かして子供の気持ちがわかる小学校の先生になっている。特別養子制度により血のつながらない子を我が子として育てた。

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