
脳は意識するものしか見えない
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皆さんは、こんな実験をご存じですか?
(よかったら、やってみてね!)
今から5秒の間に、自分の周りに赤っぽいもがいくつあるか数えてください。
赤いものは、いくつありましたか?
そうしたら今度は、目をつぶって周りに黄色いものがいくつあったかを思い出してください。
黄色いものはいくつ思い出せましたか?
実はこれは、皆さんに自分の脳の仕組みを体験してもらうための実験なんです。
私たちの脳は、自分が意識を向けていることに関連する情報が、集中して入ってくるという特性があります。
一緒にだれかと同じ景色を眺めていても、実際見えている景色が全く違うことがあるということです。
不思議ですね。
自分の心が赤に集中しているときは、すぐ目の前に黄色があっても、私たちは全然気が付きません。
カラーバス効果とは
これを心理学では、カラーバス効果と言います。
カラーというのは色のこと、バスはお風呂のことで、私たちは自分色のお風呂に浸かって暮らしているということなんです。
人間の脳は、目に入るもの、 耳に聞こえる音、匂いや肌に感じる感覚など1秒ごとに2千個ほどの情報を察知しているといいます。
でも入ってくる情報を全部処理していたら大変なので、どこに注意を絞るかを選択しているのだそうです。
つまり誰でも、自分色のメガネを通して世界を見ているということです。
カラーバス効果の例
確かに、言われてみれば思い当たります。
私は、自分が子育てをするようになった途端、どこに出かけても子供連れのファミリーばかりが目につくようになり、本当に少子化なの?と思ったことが何度もありました。
以前は、目の前に子供がいるのに、見えてなかったということですよね?(笑)
皆さんも、同じような体験があるかもしれません。
「スマホを買い替えよう!」と思った途端、いつもの道にスマホ屋さんがあったと気づくとか、
ある男性は、「自分の髪の毛が気になりだした途端、周囲にハゲの方がたくさん増えた。」と話してくれました~
カラーバスのネガティブ影響
私たちはカラーバス効果の影響で、自分がもともと信じている考え方を確認するような情報ばかりが目に入ります。
例えば「自分に自信がない」と思っていれば、自信を持てない根拠ばかり目につくということなります。
そして「自分に自信がない」という情報に繰り返し繰り返し触れていると、それが確信になってしまうんです。
世の中には、「そのままのあなたがいい!」という人がたくさんいるのに、です。
カラーバス効果をポジティブに活用する!
そんなカラーバス効果ですが、ポジティブに活用することも可能です。
今までは赤いものばかりに意識がいっていても、黄色いものを見つけようと決めれば、今度は黄色の世界で暮らすことが可能だからです。
そうなための秘訣はたった一つ!
黄色いもの自然と意識できるようになる習慣をつくるということです。
「こういう自分になりたい!」「こういう人生を生きたい!」と考えて、それを意識し、習慣になってくると、そのために必要な情報がどんどん入ってくるようになります。
皆さんが私の Podcast を見つけてくださったのも、悩みを解決して幸せになりたい!そんな気持ちがあったからではないでしょうか?
例えば「自分を理解してくれる人なんていない。」と感じるなら、周りの人に対して「この人は私の どこを理解してくれてるかな?」という風に考えてください。
理解してくれないことに集中するのではなくて、理解してくれているところにフォーカスするんです。
そうすると「ここは理解してくれている」と感じるポイントが見つかるはずです。
そうしたらネガティブだった気持ちが、明るくなりますよね!
「幸せになりたい!」と思うなら、すでにある幸せに意識を向けてください。
そうしたら囲まれているたくさんの幸せに、気づくことができます。
カラーバス効果のボーナス
カラーバス効果をポジティブに活用することにはボーナスがあります。
「こういう自分になりたい」「こういう人生を生きたい」とポジティブなことに意識がむく回数が増え、習慣になるにつれて、皆さんの周りにはポジティブなものが集まってきます。
自分に自信をもてる根拠を探していると、だんだん自信がついてきます。
それだけではなくてあなたをほめてくれる人が周りに集まってくるようになります。
幸せの根拠が増えていくにつれて、一緒に幸せを分かち合える人も周りに増えていくんです。
今日の話皆さんはどう思いましたか?
悩みはあなたと家族がもっと幸せになるための贈り物!
大丈夫!あなたにもできます!
毎週金曜日に配信しています!
著者 心理カウンセラー/講演家 かなう美保
12歳までの記憶を失う体験をする。重い障害の娘を自宅で看護し天国に送った。中学生だった息子の頭にこぶし大の腫瘍ができ、頭蓋骨が3㎝の半円状に溶ける経験をした。発達障害のため担任からいじめられたことが原因で高校を中退し、ひきこもりになった息子に寄り添う。やがて息子は大学に入学、現在は自らの経験を生かして子供の気持ちがわかる小学校の先生になっている。特別養子制度により血のつながらない子を我が子として育てた。
詳しいことは グレイスカウンセリングhttps://kanaumiho.com/
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