レジリエンスで立ち直りの早い人になろう!

レジリエンスは、ストレスや困難を跳ね返して立ち直るという意味の心理学用語です。心に受ける打撃を和らげる緩衝力、視点をかえる適応力、へこんだ心を元に戻す回復力、この3つの要素でレジリエンスを上げることができます。レジリエンスが上げて、悩みを跳ね返すだけでなく人生の贈り物にかえていく力をつけましょう!

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レジリエンスとは

レジリエンスという言葉を、皆さんもお聞きになったことがありますか?

レジリエンスは、ラテン語の「跳ね返る」という言葉に由来していて、元々物理学で使われていた言葉が、ストレスや困難を跳ね返して立ち直る力という意味で心理学でも使われるようになりました。

レジリエンスは誰でも鍛えることができるんです。

レジリエンスを鍛えて、悩みを跳ね返すだけでなく、人生の贈り物にかえていく力にしていきましょう!

今日はレジリエンスの3つの要素、緩衝力、適応力、回復力を自分のものにしていく方法についてお話しします。

レジリエンス1-緩衝力

レジリエンスの要素一つ目は緩衝力です。

緩衝力というのは、発泡スチロールなどの緩衝材のようにネガティブな事が起こった時に、自分の心に受ける打撃を和らげる力をいいます。

嫌な事があった時、皆さんはどんなことが思い浮かびますか?

「そういえば、以前もこんな事があった

こんな風に同じような事が、次々と思い出されるという方は多いかもしれません。

一度腹が立ってしまうと、この前にあったことも、この前の前にあったことも、その前にあったことまで全部思い出して、思わず言ってしまって大喧嘩になった。

こういうことって、夫婦喧嘩や子供を叱る時にありがちですよね。

私たちの脳は、同じようなものを連想することが得意なので、放っておくとそうなりがちなんです。

でもこんな時レジリエンスの高い人は、あえて良かった事を思い出すそうです。そして、嫌な気分を緩和させるんです。

だから嫌なことがあった時は、緩衝材としてあえて気分の良いことを考えてみてくださいね。

レジリエンス2-適応力

2つ目のレジリエンスの要素は適応力です。

同じことでも視点をかえると、全く違うものに見えることってありますよね。

適応力は視点をかえることで、悩みに適応しやすい力を身に付けます。

皆さんの周りには「わぁー!」「すごい~!」ってよく言う人がいませんか?

実はそんな感嘆詞を多く使うことは、適応力を高くするのに役立ちます。

例えばコンビニにいろんな商品が並んでいるのは当たり前ですよね。

でもあえて
「こんなにいろんな種類から自由に選べるなんて すごい!」

「朝でも夜でも買いたいときに、いつでも買えるなんてすごい!」
って心の中で言ってみてください。

(もちろん声に出せたらもっといいです!)

すると不思議なことに、今までは気づかなかったコンビニのすごさが、どんどん目に入ってくるんです。

そうです。視点がかわるからです。

だからゲーム感覚でいろんな時に、いろんなものに「すごい~!」って言ってくださいね。

時間もお金もかかりません。

それだけで、レジリエンスが高くなれるなんていいと思いませんか?

レジリエンス3ー回復力

レジリエンスの要素3つ目は、へこんでしまった心が、元に戻るための回復力です。

回復力をつけるには「自分はここから立ち直れる!」という自分への信頼がものをいいます。

自分への信頼は、過去にどんなことを体験したかという記憶によって形成されるといわれています。

だから感動や嬉しかった体験、成功体験が多いほど自分への信頼も高くなるんです。

つい「今日は大変な一日だった~」
「人間関係で疲れた~」
「何もいいことなんかない。」

こんな風にネガティブな言葉が出がちですよね。

でも、なにげない日常の中で、感動や成功体験をたくさんして、回復力を上げることを意識しましょう。

大きな体験である必要はないんです。

たとえば
「通勤途中で新緑がきれいだった!」という感動体験、

「手伝ってあげたら同僚に感謝された!」という嬉しい体験、

「今日のお店のランチは美味しかった!あのレストランを選んで大成功!」といった成功体験などです。

どうでしょう?

一つ一つは小さな出来事でも、毎日積み重ねていくと、自分への信頼が培われて、あなたのレジリエンスも上がっていくんです。

小さな積み重ねが 自分のレジリエンスを高める

私たちの脳は、「成長して変化することに喜びを感じる。」という特徴があるそうです。

言われればわかる気がしますよね?

新しいことを体験したり、ゲームでレベルアップするのが楽しく感じられるのは、脳が成長を好んでいる証拠ですね。

その反面私たちの脳は大きな変化には臆病なのだそうです。

だから、普段から小さなことを積み重ねていくことが、レジリエンスを高めていく最大の近道なんです。

今日の話皆さんはどう思いましたか?
悩みはあなたと家族がもっと幸せになるための贈り物!
大丈夫!あなたにもできます!

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著者 心理カウンセラー/講演家 かなう美保  
12歳までの記憶を失う体験をする。重い障害の娘を自宅で看護し天国に送った。中学生だった息子の頭にこぶし大の腫瘍ができ、頭蓋骨が3㎝の半円状に溶ける経験をした。発達障害のため担任からいじめられたことが原因で高校を中退し、ひきこもりになった息子に寄り添う。やがて息子は大学に入学、現在は自らの経験を生かして子供の気持ちがわかる小学校の先生になっている。特別養子制度により血のつながらない子を我が子として育てた。

詳しいことは グレイスカウンセリングhttps://kanaumiho.com/
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