「人間関係がうまくいかないのは、もしかすると“親子関係”に原因があるかもしれません。」

今回は、心理カウンセラー・かなう美保が
『見捨てられ不安』『愛着の問題』『親の愛を求める子どもの心』について深く掘り下げてお話します。

✅ なぜ大切にされることが不安になのか
✅ 自信がない人が“ダメな扱い”に親しみを感じる理由
✅ 愛されなかった子どもが大人になって陥りやすい恋愛・人間関係パターン
✅ 「自分が悪いからだ」と思い込んでしまう心理メカニズム
✅ 偽りの希望が、あなたの幸せを妨げているかもしれない?

「私はちゃんと愛されていい存在だったんだ」
そう気づくための第一歩を、一緒に踏み出しましょう!

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人間の悩みは、すべて対人関係

「人間の悩みは、すべて対人関係である。」

これは世界中で475万部が売れたという「嫌われる勇気」中に出てくる一説です。

確かに、様々な見える私たちの悩みも突きつめれば、ほとんどが人間関係といえるかもしれません。

人間関係は「母親との関係」をなぞっている

私たちの人間関係は、親 それも 母親との関係をなぞると言われています。

つまり愛情深い母親に育つことができなかった人は、人間関係で苦労しがちになるということですよね。

でもそういう親に育ったからこそ人一倍幸せを求めているはずなのに、どうしてそうなってしまうんでしょう?

どうすればいいんでしょう?

愛されなかった記憶が、人との距離を遠ざけてしまう

母親が、自分のことを認めてくれなかったり、あまり関心をもってくれなかった人は大人になった時、自分を雑に扱う人に親しみを感じやすくなります。

子供はほかの母親を体験することが不可能なので、その人にとってはそう扱うかわれることが普通のことになってしまうからです。

自分を大切にできないと、どんな関係を選んでしまう?

大切にされた体験がない人は、自分に自信がもてません。

身勝手な親は、子供が自分の思い通りにしないと「あなたみたいな子はいらない!」というメッセージを送ります。

子供にとって親に見捨てられることほど、きついことはありません。

だから、絶対に親が喜ぶ子供にならなくてはいけないんです。

「見捨てる」という恐怖を使えば、子供を思い通りにコントロールすることは簡単だと親も気づいているんです。

「見捨てられるかもしれない」という不安の正体

そういう環境で育つと、その人は大人になってから、大切にされるほど不安がつのるようになります

自分に自信がもてないから、「今は優しいこの人もいずれは自分に失望して、見捨てていくだろう。」と考えてしまうんです。

自分が自分を見捨てているから、そう思うんです。

愛されているかを何度も確かめたくなる気持ち

だから、相手の愛情を試さずにはいられません。

どうやって試すんでしょう?

ここまでやっても、あなたはまだ私を愛せるんですか?」と無意識に相手が嫌がることをやるんです。

一回試して相手の愛情が変わらなくても、不安は収まりません。

不安というのは、自分の心の中の問題だからです。

二回試し、三回試し、四回試し…

ついに相手の方が「自分は愛されていないんだ。」と感じて本当に去っていくまで、試してしまうことも少なくありません。

相手が去っていくと、「見捨てられるかもしれない。」という不安からようやく解放されます。

でもそれは「やっぱり私を愛してくれる人なんかいない。」という絶望の上書きになります。

「ダメな私」に安心してしまう、心の奥の理由

「お前はダメだ。」と親から言われて育った人は、自分をダメな存在だと信じていて、自分を ダメ 扱いする人に親しみを感じます。

本当は大切にしてほしいのに、ダメ扱いされるとほっとする自分がいます。

ダメじゃない自分を信じて、もう一度絶望するのが怖いんです。

子どもだった私が信じた、小さな希望

子供にとって、自分が親から愛されていないという事実は過酷すぎます。

生み親にすら愛してもらえない自分をいったい、誰が愛してくれるんだろう?

そう考えるからです。

だから子供は、その事実を封印します。

そしてどんなにひどく扱われても、「自分のせいだ。」「自分が悪いからだ。」と考えます。

「いい子になれば、親も優しくしてくれる」と信じたいんです。

なぜ、でしょう?

希望がなければ、人間は生きられないからです。

「自分の親は冷酷な人で、この親が自分を愛する日などもこない」という重すぎる事実を受け入れれば、そこには希望がありません。

でも「自分さえいい子になれば、親も愛してくれる」と考えれば、どんな悲惨な状況のでも、「それを変える力が自分にはある。ということになるからです。

それがたとえ偽りの希望でも、絶望よりはましだからです。

子供頃に身につけた心のくせが、今の幸せを遠ざける

でも過酷な環境を生き抜くために、身につけた偽りの希望が、大人になった時に自分の幸せの足を引っ張ります。

相手が冷淡だったり、ひどい扱いを受けた時でも、それを愛情だと考えてしまうからです。

周りの人が「あんなに素敵な女性なのに、なぜあんなひどい男と結婚したのか。」と不思議に思うような関係も、ほとんどの子供時代の親子関係が背後にあります。

本当はずっと、大切にされていい存在だったあなたへ

「自分は親に愛されていなかった。」
「私の親は子供に愛情をない人だった。」

そういう事実を受け入れることは、簡単ではないですよね。

でもありのままで愛される価値のない子供など、この世に一人もいないんです。

あなたも慈しまれ、愛されて当然の子供だったんです。

それは今も同じです。

今のあなたもそのままで愛されるべき存在なんです。

親に愛されるようとして、受け入れられようとして見捨ててきた自分を、これからはあなたが大切にしてあげてください。

そうやって大切にされることに慣れていってほしいんです。

まとめ:どんな過去があっても、幸せになる力はあなたの中に

今日の話皆さんはどう思いましたか?
悩みはあなたと家族がもっと幸せになるための贈り物!
大丈夫!あなたにもできます!

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著者 心理カウンセラー/講演家 かなう美保  
12歳までの記憶を失う体験をする。重い障害の娘を自宅で看護し天国に送った。中学生だった息子の頭にこぶし大の腫瘍ができ、頭蓋骨が3㎝の半円状に溶ける経験をした。発達障害のため担任からいじめられたことが原因で高校を中退し、ひきこもりになった息子に寄り添う。やがて息子は大学に入学、現在は自らの経験を生かして子供の気持ちがわかる小学校の先生になっている。特別養子制度により血のつながらない子を我が子として育てた。

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