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皆さんこんにちは!かなう美保です。

共依存症という言葉を 皆さんはお聞きになったことがありますか?
共依存症というのは、夫や子供、親、友人など、身近な誰かが、
深刻な問題を抱えていて、いつも自分は
その人を支える立場になってしまう人のことです。
言葉を変えれば、問題がある人の世話や尻拭いを、
いつもしている というタイプの人のことです。

私が共依存という言葉を知ったのは、
日本ではまだ、知られてなかった30年前の1991年 
アルコール依存症の夫を持つ 女性のグループ アラノンを 
日本に根付かせる活動をしていた方を通してでした。

共依存は、もともとアメリカの医療現場の人が 
アルコール依存症の夫の妻たちが ある共通点をもつことに
気づいたところから生まれた言葉でした。

アルコール依存症の夫の妻たちは みな常識的で とてもしっかり者 
そして頼りになる人達ばかりでした。
でもそんな妻たちが、夫のお酒をやめさせようとすればするほど、
実は症状が悪化するということに 気づいたのです。

でも共依存は、いったい何が問題なのでしょう?
しっかり者として生きることにどんな問題があるんでしょう?

それは共依存症の人が 問題を抱える人を助けることを 
無意識に必要としていて、相手の問題で苦しんだり、つらい思いしながら、
問題が早く解決してほしいと願っているにもかかわらず、
根本的に解決のない助け方や 支え方をしてしまうというところなんです。

共依存症は人間関係依存とも呼ばれ 問題がある人を引き寄せ、
その世話明け暮れるために、自分自身が幸せを感じるあまりありません。
子供の時から家族を支えるしっかり者の役割を担ってきた人が多いようです。
男性の共依存症も、いらっしゃいいますが、女性に多いのが特徴です。

夫がお酒や女性関係の問題を抱えていたり、子供が不登校や摂食障害、
引きこもりなどの問題を抱えている。
また 親や親しくなる人はなぜかいつも深刻な問題があり、
助けが必要な人ばかりなど共依存の人の身近には、
いつも大きな問題のある人がいます。

恋人や夫から暴力を受け、誰が見ても 
ひどい状況にある女性を、助け出しても 
多くの場合は、暴力を振るう男性のところへ また戻ってしまいます。
これはその立場でなければ、なかなか理解しづらいことですよね。
でも、これも 
問題を抱える人を支えずには生きられない 共依存ゆえの行動です。
本人には自覚はなく、暴力が辛くて仕方ないのに、
その人から離れることへの罪悪感などから 
気づいた時には戻ってしまうのです。

共依存症から抜け出すためには、ほかの人を助ける前に 
まず自分が幸せになる、ことを模索することから始めてください。

共依存は、それ自体良い行動なので、
本人や周りもそれが問題だとは考えないことが多いようです。
そのことが共依存からの癒しを難しくします。
できれば知識のあるカウンセラーや、
12ステップなどの自助グループへの参加が好ましいです。

もしあなたの人生を振り返って、自分の周りには問題をある人がいて 
自分はその人たちをいつも助けてきた。
今もつらい思いをしながら助けている。 
もしそう思うなら 一度相談して、まず自分を幸せにすることを
考え始めて法がいいかもしれません。

大丈夫です!あなたにもできます!

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