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気にし始めたとたん
身動きが取れなくなってしまう

こんにちは!
グレイスカウンセリング心理カウンセラーのかなう美保です。

皆さんは断食をしたことってありますか?最近では祈りだけでなく美容や健康のために断食をされる方も増えていますね。

私が初めての断食にチャレンジしたのは20代の時でした。今でもその時のことをよく覚えています。

当時の私は食が細くて、お腹がすくことはあまりなく、朝食というのは胃を目覚めさせためにあえて食べるという感じでした。だから朝食抜きで、夕方頃まで何も食べなくても割と平気だったんです。

でも「さあ明日からいよいよ三日間の断食」と言う前日の夕食はいつもより多めに食べました。そしていよいよ断食の朝、なぜか目が覚めた途端いつになくお腹がすいてるんですね。

そして断食、断食と考えれば考えるほど食べ物のことばかり頭に浮かぶんです。そうこうしているうちに、まだ数時間もたってないのに、ものすごくお腹が空いてきました。

時計とにらめっこしながら何とかお昼すぎまで頑張りましたが、とうとう我慢できず「一口だけ食べよう」と思ったのが最後、結局お腹いっぱい食べてしまい、私の初断食は見事失敗に終わりました。

でもなぜその日に限って、突然お腹がすいたんでしょう?
皆さんお分かりですよね。

朝からずっと「食べちゃダメ!」と食べることに思いを集中していたからです。

気にしてなくて力がぬけている時はなんでもないのに、気にし始めたとたん身動きが取れなくなってしまう。

これって色んな事に当てはまるなぁと思います。

うつや不登校も「行かなくちゃ!」と気にしなくなれば回復する


前回はうつの症状や不登校など「これさえなけれなかったら」と私たちが思う症状は、実はもっと悪いことが起きないように私たちを守ってくれてるという話をしましたね。

風邪を引いて熱が出た時は、良心の呵責を感じることなく体を休めますよね。そしてきちんと休めば体はきちんと回復します。

うつや不登校でも同じです。疲れた心をきちんと休ませることができれば、きちんと回復します。

きちんと休むって?


不登校になって学校に行こうとすると体調が悪くなってしまたり、鬱になって仕事に行けない時は、家で休んではいてもそんな自分を責めてしまうことがおおいようです。

うつや不登校になるのは心が疲れているからなのに、責める気持ちがあれば、いくら家にいても心はちっとも休めません。

風邪を引いた原因はわからなくても、熱の症状があればとりあえず体を休めるように、

仕事や学校に行けない理由ははっきりわからなくても、行けないことには必ずきちんとした理由があるので、とにかく心を休めることが必要なんで

うつ病や不登校でいけなくなる原因は心の制限


誰にでも外の顔と内の顔があります。

緊張を保って外で頑張る自分と、不安になったり、疲れて本当は弱音を吐きたい内側の自分。

不安や恐れがいっぱいの弱い自分は心を不安定にしますよね。

疲れた、さぼりたい、怖い、心配。そんな自分にいちいち付き合っていれば、毎日の生活は乗りきれないから、私たちは無意識に自分に制限をかけます。

まり感じていい事と感じちゃいけない事をつくるんです。

この制限は私たちの人生に緊張感を与え、この緊張感が私たちの生きる力にもなっています。

でもこの制限は、自分の一部を切り捨てて、ありのままの自分を否定してる状態なので、苦しみの源でもあるんです。

周りの期待に応えたり、思い通りの自分を生きようとして、疲れた自分を抑え込んで頑張る力が強すぎれば、疲れ果てるのは当然ですよね。

そういう意味でうつや不登校になるのはむしろ我慢強い人かもしれません。

先が見えない中生きていくのに不安を感じるのは当然なのに、その不安を押さえ込みながら前に進まなくてはいけません。

私たちが頑張ろうとする時にネガティブな感情は私たちの足を引っ張ります。

だから私たちは不安や寂しさや恐れなどの自分の本音を押さえ込み無視してきたんです。

両方の自分の怒りが綱引きのように
正反対の力で引っ張り合って
身動きが取れなくなる

無視され続けた内側の自分は、今まで通りに頑張ろうとする自分に怒ります。

その結果動けなくなると、今度は今まで通りに頑張れないことに、外側の自分が怒るんです。

ありのままの自分を生きようとする内側の力と、期待通りの自分を生きようとする外側の力、両方の自分の怒りは綱引きのように正反対の力で引っ張り合うから身動きが取れなくなる。これがうつ病や不登校の状態です。

「ちゃんと出来ない自分を責め」それと同時に「以前と同じように頑張り続けようとする自分に怒っている」心の状態なんです。

うつにならない人は過労死する?

中にはうつにはならない人もいます。このタイプの人達は、内側からストップをかける力が弱いために、自分が無理していることに気が付かず、過労死するまで走り続けてしまう人たちです。

つまり限界まで頑張ってこれ以上出来なくなってしまった状態がうつ病。

自分の本音や弱さを抑えてうまく生き続けようとすることに体が抵抗して動けなくなってしまう状態なんです。

たとえ根拠がなくても不安になった時に「なんとかなるかな」と安心感もてればそこまで頑張らなくてもよくなりますよね。

引っ張り合う力を緩める方法

うつや不登校で身動きが取れなくなったときは、引っ張り合う力を緩めることが大切なんです。

そしてこのことをきちんと理解して緊張が和らげるにアプローチをできれば、うつも不登校も意外に早く良くなります。

まず休みたい、サボりたい、弱音を吐きたいというありのままの自分を感じることを意識して、そんな自分を否定せず大切にするようにしてください。

気持ちを抑え込もうとする緊張が減少すればだんだん楽になり、症状も和らいでいきます。

不安な時、落ち込んだ時にその気持ちを感じないようにするのではなく、それを受け止めてくれる人に話せると、無理をしてきたことが客観的に認識しやすくなります。

すべて無意識内で起こっていることので、自分一人や同じ価値観をもっている家族だけでやるのは少し難しいかもしれません。そんな時は外の人の助けを得ることも是非考えてください。

「あぁ自分は不安なんだ。不安になるのは当然。不安でいい。」と自分の気持ち認めてあげていくと、肩の力が抜けきて、少しずつつらかった症状も改善していきます。

疲れた時も泣きたいときも、そんな自分を無視しないで時間を取っていたわり、頑張ってきてくれた自分をねぎらう。

良いところ、強いところ、そして弱いところもある自分。そんな等身大の自分を生きる時間が増えれば楽な時間もどんどん増えていきます。

両方とも自分自身だから崩れてしまったバランスを取り戻すことが秘訣です。

弱音を吐いてもいい、時々さぼってもいい、人に助けてもらってもいい、それがロボットではない人間の素敵なところです。

これさえなければと思う症状が実は、本当のあなたを取り戻そうとしてくれてるんです。

悩みはあなたと家族がもっと幸せになるための贈り物!

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かなう美保 プロフィール  心理カウンセラー/講演家
統合失調症でうつ病の母に育てられたことが原因で12歳までの記憶を失う体験をもつ。うまれつき重い障害の娘を自分たちで看護し看取る。ADHDのため先生からいじめられ不登校から引きこもりになった息子の話を聞き寄り添う。やがて息子は自ら勉強を始め大学に入学、社会復帰を果たしている
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