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劣等感・コンプレックスは人間関係を悪くする!?

こんにちは!
グレイスカウンセリング心理カウンセラーのかなう美保です。

皆さんは、悪気なく言った一言に相手が突然怒り出した。こんな経験がありませんか?
きっとそれは劣等感やコンプレックスという相手の地雷を、知らずに踏んでしまったためかもしれません。

劣等感のある状態というのは、心に傷のある状態なので、普通に触れただけで、鋭い痛みを感じます。本人にとっては痛いのは当然なのですが、傍からはよく分からないので、それが原因で人間関係がこじれることはよくあるんです。

人それぞれ劣等感の対象は異なる

何に劣等感を抱いているかは実に人それぞれで、学歴に劣等感をもっている人もいれば、自分の能力だったり収入、育ち方だったり容姿、人間関係がうまくできないなど多種多様にわたります。

「まともな親に育ててもらえなかった。」
「普通の家庭ではなかった。」
「人並みの愛情を注いでもらえなかった」

といった事に劣等感を感じる人も多いようです。でも実際には普通とか人並みというのは、これなら普通と決まりがあるわけではありません。

だからそこを補おうとしても、なかなか補う事もできないまま、漠然とした劣等感として持ち続けてしまうということも多いんです。

劣等感はいろいろな種類がありますが、なぜ劣等感を持つのかという理由はいつも同じです。

欠けた存在という感覚が劣等感をもたらす

劣等感はいろいろな種類がありますが、なぜ劣等感を持つのかという理由はいつも同じです。

それは、周りの人はみんなもっているのに自分はもっていない、自分は欠けた存在だという感覚です。だから実際自分に、何が欠けていると思っているのかを明確にすることが大切なんです。

劣等感を刺激して、やる気を出すのは効果ある?

世の中には劣等感を刺激して、目標を達しようとする考え方もあります。

軍隊方式のスパルタコーチが参加者を、思いっきりけなすことで奮起させて、やる気を引き出するプログラムも過去にありましたよね。

確かに周りを見返したい一心で、悔しさをバネにして成功することもあります。でもその成功は、とても危ういものになってしまうんです。

何故でしょう?

優越感と劣等感はコインの裏表

劣等感の反対は優越感ですよね。でも優越感と劣等感というのはコインの裏表だからです。

今日は誰かに優越感を感じることができて満足を味わえても、明日自分より優れた人が現れれば、その優越感はあっという間に、劣等感に変わってしまいます。

だから周りを見返すために頑張るやり方では、幸せ感が長続きしないんです。

自分は何でもできる!という万能感

「自分は欠けた存在だ。」と劣等感が考えるのに対して、「自分はすべてをもっている。何にでもなれる。」と考えるのが万能感です。

幼稚園ぐらいの子供達は、男の子も女の子も、みんな自分は何にでもなれるという万能感に満ちみちています。

ヒーローやヒロインものになりきって遊ぶ様子は、見ていて微笑ましいですよね!

この年の子供たちが自分に万能感を持つのは、とても健康的なことです。

鼻持ちならない子に将来なってしまうのではないかと心配して、子供の鼻をへし折る必要はありません。

すごいね!かっこいいよ!」とほめられた子供は、大人になった時、不安でも未知のものに挑戦していく勇気を得ます。

自分が不完全だとわかるのは心の成長

小学校中学年ごろになってヒーローものへの熱が冷めていくと、だんだん自分を客観的に見れるように、子供たちは成長していきます。

何にでもなれるという万能感から、人と比べて自分を客観視し、自分の不完全さや欠けに気づいていくんです。

客観的な目が著しく成長する思春期の子供たちは、自分に自信をなくして、自己肯定感が低くなってしまう事もよくあります。

でも自分を不完全な人間だと認められることは、子供から大人へ精神的に成長した証なんです。

自分の不完全さを認めることで、他の人への尊敬の気持ちや謙遜さが育つからです。

劣等感と謙遜の違い

でも不完全な自分に対し「不完全な自分はダメな存在だ。」と考え始めると、それが劣等感とつながっていきます。劣等感と謙遜の違いはなんでしょうか?


それは「不完全な自分をダメな存在」と捉えるか、「不完全な自分だけどそれでいい」「そんな自分がいいんだ。」と考えられるかの違いです。

みんなに愛される人というのは、完全な人よりも、自分の弱さや不完全さを受け入れている人ですよね。そんな人の近くにいるとみんなホッとできるからです。

今日の話皆さんはどう思いましたか?

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著者 心理カウンセラー/講演家 かなう美保  
12歳までの記憶を失う体験をする。生まれつき重い障害の娘を自宅で看護し、自らの手の中で天国に送った。中学生の息子の頭にこぶし大の腫瘍ができ、頭蓋骨が3㎝の半円状に溶ける経験をした。発達障害が理由で先生からいじめられ不登校から引きこもりになった息子の話を聞き寄り添い、やがて息子は自ら勉強を始め大学に入学、社会復帰を果たしている。詳しいことは http://kanaumiho.com/
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