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無気力は、誰に起こってもおかしくない

こんにちは!グレイスカウンセリング心理カウンセラーのかなう美保です。

私が住む地域の小学校には、それぞれの小学校の校舎に大きな文字で標語を掲げられています。

「全力でやる子」
「けしてあきらめない子」
「精一杯頑張る子」

一つ一つの言葉は素晴らしいのだけど、どこを見ても前向な言葉ばかりが並ぶ様子に、時々息苦しさを感じることがあります。

人生ってそんなに、ひたすら走り続けないといけないものなんでしょうか。

長い人生で時には回り道をしたり、立ち止まったり、スピードを緩めて進むことも許される、

そして再出発することもできる。そんな社会だったら、みんなが暮らしやすいように思うのですが。


野生で生きる動物たちは、怪我をした時でも捕食者に狙われないよう、怪我をしてないふりをするのだといいます。

もしかしたら私達人間も同じかもしれないですね。

「今日は心が疲れています。」と言って仕事や学校を休むことは、なかなかできませんよね。

そんなことをしたら、怠け者という烙印が押されてしまいます。

だから高速回転している社会から振り落とされることがないよう、まるで自分が捕食者に狙われているかのように、

本当は大丈夫じゃない時も、大丈夫なふりをして、走り続けいるのかもしれません。

でもそんな状態が続けば、エネルギーが切れて、ある日無気力になるという事は、誰の身に起こってもおかしくないことです。

前向きで頑張り屋だったはずの子供や伴侶が、突然無気力になって学校や仕事に行けなくなったとしたら、どうしたらいいんでしょう?

無気力になったのは、心のエネルギーを使い果たしたから

私は人は、誰でももともとは前向きな存在だと信じています。

小さな赤ちゃんが歩けるようになるまで、いったい何回ぐらい失敗するのでしょう。

10回や20回の失敗ではないですよね。

何百回転んでも、なお挑戦してやり続ける、そんな前向きさが人間に生まれつき備わっていなかったら、世界中のほとんどの人は歩けないはずです。

無気力になったのは、心のエネルギーを使い果たしたからです。

だから必要なことは、きちんと休むことなんです。

きちんと心を休めることが、できれば、だれでも必ず回復します。

人間はそうやって創られているからです。

でも「きちんと心を休める」ということが、簡単そうでなかなか難しいようなんです。

不安をぶつけると、問題が長引く

例え実際に仕事や学校を休んでいても


「今頃みんなが勉強してるんだろうな」
「そろそろ会議がはじまる時間だな。」と考えていれば、実際に行くのと同じくらい、心は疲れます。

むしろ自分を責める気持ちある分、実際に行くよりもエネルギーを使っている状態なんです。

見守る家族も、なるべくプレッシャーをかけないように頑張っているのですが、

期間が長引くにつれて、本人も、家族も焦りや不安感で押しつぶされそうになっていきます。

そしてつい
「そろそろ大丈夫なんじゃない?」とか、
「いったい、いつになったら行くつもりなの!」と

良くないと知りながらも、ついつい自分の不安感をぶつけてしまったりするんです。
大切な存在だからこそ、当然ですよね。

でも本人は、家族の気持ちもよくわかっていて、すでにプレッシャーになっている中で、思い通りにできない自分を責めているのに、その上家族からも責められたら、エネルギーが回復する暇はありません。

だから長引いてしまうんです。

休んでも回復しないのは、罪責感が続いていてるから

何年休んでも、なかなか心が回復しないのは、罪責感が続いていているからです。

心をきちんと休めるために必要なことは、罪悪感から自由になることです。

罪悪感から自由になるというのは
学校や仕事に行けない自分でも価値は変わらない大丈夫」と心から信じられるようになるという事です。

家族の中のたった一人でも、「行っても行かなくても大丈夫!」と、心から信じられるようになると、その安心感が伝わって心が回復し、行けるようになります。

閉塞感を感じた時は、支援を依頼したほうがいい

でもこれは見守る家族も含めて、今までの価値観を大転換しなくてはできません。

8050の問題から見えるよう、一旦動けなくなってしまった人がその回復に時間がかかるのは、この価値観の転換が進まないからです。

同じ価値観で生活してきた家族だけで、価値観を大きく変える事は、簡単な事ではありません。

家族で取り組むことに閉塞感を感じた時は、どうぞ早めにカウンセラーや様々な団体に支援を依頼することを考えてみてください。

大切な家族が無気力になった時それを辛く感じるのは、今の状態が未来もずっと続くように思うからですよね。

でも心をきちんと休ませることさえできれば、気力は必ず戻ってきます。

そしてそれができた時はあなたとあなたの家族は以前より、もっと豊かな価値観をで生きているはずです。

今日の話皆さんはどう思いましたか?

悩みはあなたと家族がもっと幸せになるための贈り物!
大丈夫!あなたにもできます!

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著者 心理カウンセラー/講演家 かなう美保  
12歳までの記憶を失う体験をする。生まれつき重い障害の娘を自宅で看護し、自らの手の中で天国に送った。中学生の息子の頭にこぶし大の腫瘍ができ、頭蓋骨が3㎝の半円状に溶ける経験をした。発達障害が理由で先生からいじめられ不登校から引きこもりになった息子の話を聞き寄り添い、やがて息子は自ら勉強を始め大学に入学、社会復帰を果たしている。詳しいことは http://kanaumiho.com/
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