こちらから声のメッセージをお聴きいただけます。
皆さんこんにちは!かなう美保です。2020年オリンピックイヤーが始まりましたね!今年もどうぞよろしくお願いいたします!
ところで皆さんは年明けに、なにか今年の目標を考えたりしましたか?どんな目標でも、何のも問題もなくスイスイ進むのは、むしろ珍しいことですよね。山あったり谷あったり、問題が日々降りかかってくるのがどうやら人生のようです。
でも物事が思い通りに進まずに、様々な問題が起きてくるとそれは私たちにストレスになります。
胃がキリキリするとか、ストレスで体調崩したなんていう話も聞きますよね。やっぱりストレスってないほうがいいものなんでしょうか?ストレスはできるだけ避けるべきなんでしょうか。
1998年アメリカで3万人を対象に一人一人のストレスを調べ、追跡調査をする実験が行われました。
すると 強いストレス下にあった人たちの死亡リスクは 8年後 43%まで上昇していたというのです。
その8年間にストレスが原因で死亡した人の推定人数は、18万2千人。なんとアメリカの死因第15位がストレスという結果が出たそうです。ストレスが原因で、そんなにたくさんの人が亡くなったなんてショックですよね。
ところがさらに調べていくと、まったく逆の事実もわかってきました。それは同じぐらい強いストレス下にいる人でも、影響を受ける人と全く影響を受けない人がいるということだったんです。両者のの違いってなんだったのでしょう?
それはその人がストレスを悪い物と捉えるか、捉えないかの違いだったというんです。
ストレスが健康に悪いと考えている人には、実際に悪い影響があったのに、ストレスは悪いと考えない人たちには、まったく悪い影響を与えなかったというのです。
それだけではなく悪いと考えない人たちは、ストレスがない人よりも死亡リスクはむしろ低く、人生の満足度は誰よりも高かったというのです。
同じストレスなのに、悪いと考える人には、死亡原因になるほど悪いのに、考えない人にとっては、むしろストレスが人生の満足度を高める源になっているということなんです。
スタンフォードの心理学講義「人生がうまくいくシンプルなルール」の著者ケリーマクゴニガル博士は、
アスリートでも、試合の前には緊張するし、高いストレスを感じている。
でも世界レベルのアスリートたちは、そのストレスをむしろ自分の集中力を引き出してくれるものだと考えている。」といいました。
確かに私たちがやりがいを感じたり、大きな満足感をもったり、自分に自信がつく時というのは、何もない時よりは、問題や困難を乗り越えた時かもしれません。
悩みや問題でストレスがある時、また「うまくできないかも」と緊張してしまう時、
そのストレスは困難に立ち向かうエネルギーを与えてくれると考えることが、ストレスを自分の味方につける秘訣のようです。
皆さんはどう思いましたか?
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