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皆さんこんにちは!グレイスカウンセリング心理カウンセラーのかなう美保です。
コロナの影響で、自粛モードのままゴールデンウィークが明け日常生活が始まりましたが、皆さんはいかがお過ごしですか?
日本人の2人に一人は癌になると言われる時代ですが、がん哲学外来という言葉を皆さんはお聞きになったことがありますか?
初期であれば完治することも多くなったがんですが、もし「あなたは癌です。」と告知されたら精神的なショックは大きいですよね。
医療の現場では身体の治療はできても心のケアまではなかなかできないのが現状のようです。
そんな中病理医の樋野興夫医師が、ガンになられたご本人やご家族の心のケアの場として始められたのががん哲学外来です。
ほとんどの方はがんになって始めて死を意識することで、自分の生きる意味がわからなくなり、3割の方はうつ状態になってしまうそうです。
その気持ちも理解できますよね。
「元気な時や物事がうまくいっている時は、考えなくてもうまく生きていける。でも大きな問題に直面したり、大病を患う時、今までの自分の生き方に迷いが生じる。」と樋野先生は言われます。
ある意味私たちがコロナとの戦いを通して遭遇している状況にも似ているかもしれないですね。
コロナの影響で経済が悪くなれば、すでに年間2万人の日本人の自殺者がさらに増えると心配されているからです。
「人は生きる目的を失うことで心が弱まり、生きる意味を見失うと心はもろくなる」と樋野先生は言われます。
でもその反面、人生の役割や自分の人生の使命を見つけた人の心はとても強くなるそうです。
人生の役割や自分の人生の使命を見つけた人は命の長さすらかわってくるのを目の当たりにし「人間の寿命は本人次第で何とかなる。」と確信する出来事に何度も遭遇したそうです。
でも自分の人生の役割や使命ってどうすれば見つけられるんでしょう?それは意外にシンプルです。
秘訣は自分以外の物事に関心を寄せることだそうです。
たとえ死に直面するような状況でも、自分の気持ちにだけ関心を集中するのではなく、自分以外の物事にも関心を寄せる。
そうすることで、自分の人生の役割や使命が見つかるというのです。その役割は、大きなことである必要はありません。
誰か人を励ましたり、あるいは楽しませたり、自分よりも困っている人を助けたりすること。
そんな風に自分の関心を内側から外側にうつすことで、人生での役割や使命を見つけた患者さんたちは病気ではあっても、病人ではなくなるのだそうです。
皆さんの人生の役割や使命ってどんなことでしょうか?
それさえ見つければ、何があっても強い自分でなることができます。
今日の話皆さんはどう思いましたか?
自分の弱さを感じる時も、使命と役割を見つけて、あなたが強くなるきっかけになります。
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