どうして素直になれないの？
こんにちは！
グレイスカウンセリング心理カウンセラーのかなう美保です。
人に認められる、褒められるというのは誰でもうれしいことですよね。でも本当は褒めてもらって嬉しいのに「ありがとう！」と素直に喜ぶ代わりに
「本心から言ってるの？」と勘ぐってしまたり、「心にもないことを言って！」とか「うそばっかり」と素直ではない反応をしてしまう。こんなことってありませんか？
「評価されるのはいつも、要領のいい人や甘え上手ばかりで、自分はこんなに頑張ってるのに認めてもらえない。」
望んでるチャンスがせっかく目の前に来ても「自分にはできない」と身を引いてしまう。
それを後悔してるのに、でもどこか断わったことをホッとしている自分もいる。こんなことって皆さんはあるでしょうか？
ネガティブに考えてしまう「どうせ思考」
こんな風に考えてしまうのは、もしかしたらどうせ思考があるからかもしれません。どうせ思考というのは、私が考えた言葉です(笑)
「どうせ自分は認めてもらえない」「どうせ自分はダメだから」と考えてしまう、考え方の癖のことです。でもなぜそんな風に考えるんでしょう。
それは「自分は欠けた存在だ」と思ってるからなんです。
どうせ思考と自己肯定感
「どうせ自分は欠けた存在」という思いがあると、欠けた自分では、きっと周りに受け入れてもらえないと考えます。だからそのぶんすごく頑張るんです。
でも頑張って認めてもらっても、うれしいと感じるのはつかの間。その後にさらに相手の期待に添おうとしてもっと頑張るというサイクルにはいっていきます。
一流のアスリートの人でも周りの期待に応えようとし過ぎて本番に自分の力が発揮できなくなったりしますよね。
自分の努力が認められなかったら腹が立つけど、でも実際に認められたら、今度は相手を失望させることが怖くなるんです。「結局あなたってこの程度だったんだ」と思われることが怖いんです。
そしてこのサイクルはあなたが頑張り続けている間中続きます。
やがて頑張ることに疲れ、頑張れなくなると、「やっぱり自分は欠けた存在だ」という結論にまた戻ってしまうんです
どうせ思考だと周りはみんな敵 だから疲れる
自分は欠けた存在だと思っていれば、誰かが褒められているのを、心穏やかには見られません。誰かが評価されたぶん、自分の分の評価が減るような気がするからです。
こんな風に感じるのはほめ言葉や評価が限りある資源で、皆で奪いあってるような感覚があるからです。
相手がもらった分だけ自分の分が減ってしまうなら、表面的に仲がよくても、周りはみんな競争相手、つまり敵ということです。だから自分の弱みを見せることはできなくなります。本当の自分を知られてはいけないんです。こんな風に生活していたら、疲れるのは当たり前ですよね。
どうせ思考だと落ち込みやすい!?
どうせ思考から抜け出すにはどうしたらいいんでしょう？
環境を変えればいいんでしょうか。仕事を変えればいんでしょうか？伴侶を変えたらいんでしょうか？そうたらすべて変わって、楽になれるんでしょうか。
勿論そんな風に解決する時もあるかもしれません。
でも往々にしてどうせ思考にはまってしまう理由は、自分が自分をかけた存在だと思っていることにあるようです。
どうせ思考のときは、あなたの本来の魅力や可能性も押さえ込まれているんです。
「どうせ誰も私を認めてくれない」と思う度に、認められること、愛されることにあなたの心は飢えていきます。だから認めてもらえなかったときすごく落ち込むんです。
何故自分をほめてくれない人ばかり集まる？
どうしてあなたはそんなに存在を認められることに飢えてしまったんでしょう。それはあなた自身が自分を認めてこなかったからです。
「そんなことない。実際に自分の周りには本当にそういう人しかいない。」もしあなたがそう感じるとしたら、あなたがそういう人を周りに集めてしまったんです。
でもなぜわざわざ自分を認めてくれない人、褒めてくれない人を周りに集めるんでしょう。それはその方が慣れていて、居心地がいいからです。
もし身近に前向きで素直な人がいたら、ちょっと目障りだなぁと心が騒ぐ。
自分が自分を欠けた存在だと思っているから、人に言われた言葉は心が突き刺さります。自分が自分を認めていたらたとえ相手が自分を認めなくても「この人はそういう人なんだ」と相手のこととして客観的に考えられるようになるので、傷つかなくなるんです。
欠けがあってもそこがいい！
どうしてこんなことになってしまったんでしょう。それは親のせいかもしれません。ほめられて認められて育っていたらこんな苦労はなかったのかもしれません。
でも親がほめてくれなかったのは、きっと親自身ほめられずに育ったから。
そして例え自分の親が認めてくれなかったとしても、あなた自身が自分を認めずに生きる必要はないですよね。
あなたが自分をほめる！
ほめて育ててもらえなかったのならなおさら、今は、あなたが自分をほめてあげてほしいんです。
子供の頃に認めてもらえなかったのならなおさらそんな自分を「欠けがあってもそこがいい！」と認めてあげてほしいんです。
今日の話皆さんはどう思いましたか？
どんな環境に育ったとしても、あなたは今日から人生を変えることはできます。あなたにはそのパワーがあります。
悩みはあなたやあなたの家族がもっと幸せになるための贈り物！大丈夫！あなたにもできます！
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