ホストの帝王 ローランドさんのユーモア
こんにちは!グレイスカウンセリング心理カウンセラーのかなう美保です。
「おもしろいから読んでみて!」と知人に勧められ
「俺か俺以外か」いう名言で有名なホストの帝王ローランドさんの本を読みました。
ある時親戚の集まりに参加したローランドさん、日頃から大事に手入れをしている自慢のブロンドヘアについて
「金髪にするのは親からもらった財産を粗末にしている。そもそも親の育て方が悪いからこうなるんだ。」と言われたことがあったそうです。
親の悪口まで言われ一瞬カチンときたローランドさん、でもここで口ケンカを始めては、せっかくの楽しい集まりが台無しになると考え、一瞬頭をフル回転させて、こう切り返したというのです。
「でも、おじさんは親からもらった大事な髪の毛を、ほとんどなくしてるじゃありませんか。」
なんとその人は髪の毛がほとんど抜け落ちた状態、いわゆるハゲてしまっていたおじさんだったのです。
一気に笑いの渦が起こった様子が想像できますね!
絶体絶命のピンチを乗り越える
こんなエピソードもありました。日本でも有数のイベントアンバサダーの候補となり、その仕事を絶対に勝ち取るため、気合を入れ臨んだ面接。
ところがちょうど忙しい時期に当たり、連日連夜の寝不足が続き、大事な面接中に強烈な睡魔に襲われたというんです。
何とか抵抗しようとするも睡魔には勝つことができず、絶対に寝てはいけないその場面で、不覚にも一瞬寝てしてしまったというんです。マネージャーさんが気がつき、慌てて起こすも後の祭り。
「やっぱりホストはだらしない…」という冷たい視線がいっせいに、ローランドさんに突き刺さ去ったと言います。
こんな絶体絶命の大ピンチ、皆さんならどんな風に切り抜けるでしょうか?
その時彼は、謝ることなら誰でもできる。でもこんな四面楚歌の大ピンチを救ってくれるのはユーモアしかないと確信し、その後伝説になる一言を発しました。
「寝てないです。まぶたの裏を見てました~」
まぶたの裏を見てたってすごい発想ですよね!う~ん、まぶたの裏って見えるんでしょうか?
その言葉を聞いたとたん、凍りついていた場の雰囲気が、一瞬にして爆笑の渦に変わりました。そして見事そのユーモアが決め手となって、ローランドさんはアンバサダーの仕事を勝ち取ったそうです。
「悲しい時は笑え!」
ユダヤの文化にはこんな言い伝えがあります。
「腹が減ったら歌え!悲しい時は笑え!」
2000年近く自分の国をもたず、歴史的な大虐殺や激しい迫害にさらされながら耐え忍び、その中で豊かさを築いてきたユダヤ人。悲しい時でもあえて笑う事で力を得てきたという事なのでしょうか。
夜の霧とアウシュビッツ
強制収容所の体験を綴った「夜と霧」の著者として有名な、心理学者のヴィクトール・フランクル、
彼はナチスドイツのアウシュビッツに家族全員で収容されてしまいます。そしてそこで父、母、妻までも殺されるという悲しい体験をしました。
人間のいのちの価値が動物よりもずっと軽いアウシュビッツ、次にガス室に送られるのは自分かもしれないというプレッシャーに耐えかねて、自から死を選んでしまう人もたくさんいたといいます。
気持ちはわかりますよね。
何の希望もないただ、ただ死を待つだけの極限状態で、どうやって彼は正気を保ち、死を選ばずに無事生還することができたんでしょう?
大切な両親と妻を奪われた絶望のただ中で、ヴィクトールは毎日仲間内で笑い話を考え、披露しあうことをあえて日課にしていたと言います。
いつ自分に死が訪れるかわからない、何の希望のない状態だからこそそうしたんです。
ヴィクトール・フランクルはこう残しています。
「ユーモアは自分を見失わないための魂の武器、ほんの数秒でも周囲から距離を取り、打ちひしがれないために、人間という存在に備わっている何かなのだ。」
まったく希望がない状態だったからこそ、希望を失わないように、どうしてもユーモアが必要だったのかもしれません。
不登校や引きこもり、アダルトチルドレンやうつ病
悩みに圧倒されとき
自身もアウシュビッツを経験したユダヤ系イタリア人の作家プリモ・レビィは言っています。
「収容所で生き延びることができたのは、筋骨隆々な若者ではなく、一本の木の小さな変化を喜びとする老人だった。」
不登校や引きこもりなどの問題や、家族の依存症やうつ病、アダルトチルドレンなど悩みを抱えているとき、考えても考えても、なにも明るい要素がなくてどんどん気持ちが落ち込んでしまうことって、誰でもありますよね。
明るい未来の根拠が何もなく、考える気力も、乗り越える力もないという時こそ、ユーモアや息抜きが必要なのかもしれません。
ヴィクトール・フランクルの話を聞いて皆さんが励まされたように、今日皆さんが通っている苦しみについ将来、励まされる人が出るに違いありません。
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著者 心理カウンセラー/講演家 かなう美保
統合失調症の母に育てられたことが原因で12歳までの記憶を失う。生まれつき重い障害の娘を自宅で看護し、自らの手の中で天国に送った。中学生の息子の頭にこぶし大の腫瘍ができ、頭蓋骨が3㎝の半円状に溶ける経験をした。発達障害のため先生からいじめられ不登校から引きこもりになった息子の話を聞き寄り添い、やがて息子は自ら勉強を始め大学に入学、社会復帰を果たしている。
詳しいことは https://kanaumiho.com/
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