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前向きになれないとき、自分も見守る家族もつらい

こんにちは!グレイスカウンセリング心理カウンセラーのかなう美保です


誰でも、前向きに頑張れるときは、自分に自信がもてるし、気分もよくて、周りからもそんな評価をしてもらえます。

でも前向きでいたいと思っていても、そうできないということも人生の中にはあるかもしれません。

引きこもりになってしまったり、うつ、不安症、自己肯定感がない、アダルトチルドレンとして育ったなど、様々な理由で前向きになれない時、そんな時は、自分自身も、またそれを見守る家族もつらいですよね。

お父さんのことが嫌いだった黒岩秋夫さん

昨年東京都武蔵村山市で、戦争で負った心の傷で苦しむ人たちやその家族が体験を語り合う交流館をオープンした黒井秋夫さん。

黒井さんが、中国で従軍していた父親は実はPTSD だったのかもしれないと考えるようになったのは、お父さんが亡くなってずいぶんたってからのことだったそうです。

黒井さんが小さい頃から、お父さんは言葉数が少なく、気力もなく、ぬけの殻のようだったといいます。

体は丈夫なのに仕事をせず、定職にはつくことがなかったため、黒井さん一家は貧乏で苦労してきました。

そんなお父さんを黒井さんは嫌って、「こういう男にだけは決してなるまい。夫としても、父親として失格だ。」と見下していたそうです。

精悍で前向きだった父を変えたもの

でもある時ベトナムに従軍した元アメリカ兵の多くが、そのトラウマ、PTSDに苦しんでいることを知りました。

「戦地での恐怖体験のため、家族とうまく接することができない。」と涙ながらに語る帰還兵の姿が、自分のお父さんに重なって見えたのだそうです。


「戦争が父の心を壊してしまったのかもしれない。」そう考えるようになり、いろいろ探してみると、親戚の家から一枚の古い写真が出てきました。

そこには黒井さんが今まで見たことのない、戦地に赴く前の精悍な顔立ちのお父さんがいました。熱心な兵隊にしか与えられない称号すらお父さんは受けていました。

でも過酷なゲリラ戦を戦い、死線をさまよう空襲を体験し、捕虜となって戦後1年経ってようやく故郷に帰ってきたときには人々の価値観がすっかり変わっていたといいます。

出征のときは「お国のため」と盛大に見送られて行ったのに、帰ってきた時は出迎える人すらなかったといいます。

心が壊れてしまった8千人の記録


千葉県の九十九里浜に近い浅井病院には、戦闘の恐怖や仲間を死なせてしまった自責の念から追い詰められて心が壊れてしまった8千人の元兵士の記録があるそうです。

でもその人たちは「本人の心が弱いから。」と自己責任に帰され、顧みられることもなかったといいます。

本当はこんな俺ではない!


お父さんへの理解が深まるにつれて黒井さんは「自分はとんでもない思い違いをしていた。
戦争で心が壊れてしまった父に、やさしい言葉ひとつかけたことはなかった。

自分自信の息子にも見下されていることに、『オレは本当はこんなではない』と父も伝えたかったんじゃないかな。言いたいこともいっぱいあったはず。申しわけなかった。と後悔するようになったといいます。

皆さんはどう思いますか?

だれでも前向さを取り戻すことができる

いろんな方のカウンセリングをしていて、生まれつき無気力な人っていないって思います。

自己肯定感がもてない、アダルトチルドレンとして育った、不登校や引きこもりやうつなどで、今は気力がもてない、前向きになれないとしても、そうなるにはそうなるだけの理由がある。

そして一つ一つ解決していけば、だれでも前向さを取り戻すことができるし、自分らしく生き生きと生きられるようになると日々実感しているんです。

戦争の恐怖体験から、家族に暴力をふるってしまう人もいる中、もともとやさしい人だった黒井さんのお父さんは、恐怖を自分の内側に閉じ込め、心を閉ざしてもぬけの殻になることで、家族を守ったのかもしれません。

そんなお父さんの強さや優しさをどこかでわかっていたからこそ、それを肌で感じられないもどかしさから、黒井さんはお父さんを嫌いになってしまったのかもしれません。


でもそんなお父さんのやさしさは、言葉を超えて黒井さんに引き継がれました。

黒井さんの交流館には、開館からわずか半年で250人もの人が訪れ、今までは誰にも語れなかった思いを語ってきました。

そして6畳ほどの小さな交流館のスペースは、放課後や休日にはたくさんの子供たちの居場所として、にぎやかになるそうです

あなたも立ち上がれる時がやって来ます!

前向きに頑張るのはいいことですよね!でもそれができない時でもあなたには変わらない価値があります。必ずあなたが立ち上がれる時が来るんです。

悩みはあなたと家族がもっと幸せに贈り物!
大丈夫!あなたにもできます!

毎週金曜日に配信します!
著者 心理カウンセラー/講演家 かなう美保  
12歳までの記憶を失う体験をする。生まれつき重い障害の娘を自宅で看護し、自らの手の中で天国に送った。中学生の息子の頭にこぶし大の腫瘍ができ、頭蓋骨が3㎝の半円状に溶ける経験をした。発達障害が理由で先生からいじめられ不登校から引きこもりになった息子の話を聞き寄り添い、やがて息子は自ら勉強を始め大学に入学、社会復帰を果たしている。

詳しいことは http://kanaumiho.com/
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