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生きづらさの原因 スキーマ

皆さんは スキーマ療法について、お聞きになったことがありますか?

スキーマ療法とは、アメリカのジェフリー・ヤング博士が始めた認知行動療法の発展形です。

スキーマというのは、「人の認知や感情の根底にある深い思い」をいいます。

つまり私たちが心の底で「こうに違いない」と確信している思い込みをスキーマといっているんです。

スキーマ療法では、「早期不適応的スキーマ」と呼ばれる

子供の時代に、その人の心の奥に刷り込まれた思い込みが、生きづらさの根底にあると考えます。

頼りにできる人なんていない!ー見捨てられ/不安定スキーマ

18項目ある早期不適応的スキーマの一つに、見捨てられ/不安定スキーマというものがあります。

心の中に「いつか自分は見捨てられる」という不安感を抱え続けます。

「人は自分を見捨てる存在」で、「頼りになる人はいない。」という思い込みに中に生きてしまうんです。

だから実際に信頼できる人が、目の前に現れたとしても、

「この人もきっと、いずれ自分を見捨てるに違いない。」と考えるので相手を心から信頼することができず、信頼関係を築けません。

相手が良い人であればあるほど、
「本当は信頼したい気持ち」と「見捨てられるに違いない」という

不安の間に心が揺さぶられ、不安感から相手を試さずにはいられなくなります。

それで無意識に相手が嫌がることを繰り返したりして、本当に自分を見捨てないのか、どこまで耐えられるのかを試すんです。

でもこんなことをしたら、ほとんど人はあなたに「自分は嫌われている」と感じるので離れていってしまいます。

このスキーマがある人は、相手が自分を見捨てていったとき、ようやく「見捨てられる」という不安感から解放されます。

それと同時に「やっぱり人は自分を見捨てられる存在なんだ」という絶望的な思い込みが、強化され、人間関係はいよいよ難しくなってしまうんです。

人間は信頼できないー不信/虐待スキーマ

親から虐待されて育った人は「人間は信頼できない」という不信/虐待スキーマをもつようになります。

その思い込みのために、出会う人に「あなたは信頼できない人」という不信のメッセージを送るんです。

だからせっかく仲良くなろうと近づいてくれた人にも、疑いや不信の目を向けて、心を閉ざすので、

本来体験できたはずの暖かい人間関係を、寄せ付けない結果になってしまうんです。

自分を傷つける人に心を開いてしまう

また自分の抱える負のスキーマと一致する人には、本来もってはいけない安心感や愛着を感じることも起こります。

DV家庭で育った人が、暴力をふるう人と付き合う姿を見て、周りの人は「なぜ?」不思議に思います。

これも負のスキーマが原因で、本当は距離をおかなくてはいけない、自分を傷つける人の方が、慣れているために心を開くことが起こってしまうんです。

信頼できる人を遠ざけて、自分を傷つける人に心を開いてしまうなら、人間関係が難しくなるのはさけられません。

自分を責め続ける心の声ー厳格な基準/過渡の批判スキーマ

どうしたらこういう負のスキーマを変えていくことができるんでしょう?

自分のもっている負のスキーマを変えるためには、心の深いところで「当たり前」と思ってきた思い込みが真実ではないと理解することが必要です。

例えば、厳格な基準/過渡の批判というスキーマを、自分がもっているとします。

子供の時失敗するたびに、親から激しく責められたり、罵倒された人などがかかえてしまうスキーマです。

このスキーマをあると、もう目の前に親はいないのに、親からされて傷ついてきたことを、心の中の傷つける自分の親モードが、再現し続けてしまうんです。

スキーマを書き換える1

そんなスキマーを変えていくには、あなたを傷つける親モードが出現するたびに、親モードに対抗して、自分を守ってあげてほしいんです。

たとえば、「バカ!どうしてこんなこともできないんだ!」
「なんでこんなことしたの!」というような自分を責める親モードが出現した時、

「失敗は、誰にでもあるでしょ!」
「一生懸命やってるのに、そんな言い方はやめて!」
「もっと優しく話して!」

こんな風に自分を責める親モードと対話をし、自分を守るんです。

さらに言い返してくるような時でも、親モードが諦めるまで、対話を続けてください。

自分を傷つけたり、否定したり、無関心な親モードとの対話を繰り返すことで、あなたを傷つける親モードの影響が減っていき、負のスキーマを消滅させることができます。
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著者 心理カウンセラー/講演家 かなう美保  
12歳までの記憶を失う体験をする。重い障害の娘を自宅で看護し、自らの手の中で天国に送った。息子の頭にこぶし大の腫瘍ができ、頭蓋骨が3㎝の半円状に溶ける経験をした。特別養子縁組により血のつながらない子を我が子として育てている。発達障害のため担任からいじめられ不登校からひきこもりになった息子に寄り添い、やがて息子は大学に入学、現在は子供の気持ちがわかる小学校の先生として働いている。 

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