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悩みを半減するには
この世界にいる限りどんなひとでも、世間の枠や価値観の影響を受けます。
自分はその枠からはずれたという感覚が、私たちを苦しめることはよくあります。
その枠や価値観から自由になることができたら、それだけで悩みは半減するんです。
流行を気にしないファッションのプロ
カリスマスタイリストとして、活躍してきた大草直子さん、ご存知の方も多いのではないでしょうか？
スタイリストといえばテレビの衣装などを担当する、ファッションのプロです。
でもそんな大草さんがあるインタビューで
「流行やトレンドについては私には、聞かないでください。本当に知らないんです。」と語っていたんです。
ファッションのプロなのに流行に興味がないって不思議じゃないですか？
そのインタビューをきっかけに私は大草さんに興味をもちました。
離婚したら負け
長い間第一線で活躍してきた大草さんですが、
実は小学生の時は不登校、大人なってからは離婚や子連れ再婚という様々な挫折を体験したそうです。
もともと大草さんにとっての「これがいい」という価値観は、世間の決めた基準だったそうです。
そこに窮屈さを多少感じることはあっても、その価値観に沿って生きてきたといいます。
ところが20代、結婚して子供がまだ小さかった時に、夫から離婚を切り出されたことで、
もう普通の価値観を生きることができなくなってしまいました。
「離婚をしたら負け」と信じていた大草さんにとって、離婚は耐えらない事実だったんです。
挫折感や敗北感でいっぱいで、身近な友達にすら離婚については言えなかったといいます。
その後に、南アメリカ出身のベネズエラ人の男性と再婚した大草さんでしたが、
夫婦で働きながら、3人の子供を育てる生活には、全く余裕がなかったと言います。
そんな中、ある時ご主人が運転中に事故を起こしてしまったんです。
「このままでは、よくない」と考えた大草さんは
「人が何と言おうと自分たちが良ければ、それでいい。」と考え、自分軸を中心に生きようと考えるようになっていったそうです。
そして、男は外で働いて、女は家の中のことをするという枠を外すことを、ご主人に提案しました。
すると、ご主人は「家族を持つことが僕の夢は夢だったから、それに集中させてくれるならありがたい。」と大賛成してくれたそうです。
そこから、夫が子供の世話をし、妻が外で働くという、今の大草家のスタイルが出来上がっていったそうです。
私を苦しめてきたのは、実は私自身だった
大草さんはいいます。
「世間の枠やその価値観で私を苦しめてきたのは、実は私自身だった。そのことに気づいたんです。」
そして、「誰がなんと言っても、自分が大事だと思うことを守ることの方が大切で」
常識に囚われても、意味がないと考えるようになったのだそうです。
自分らしく自分軸で！
私たちは鏡を見るとき、28歳ぐらいの自分をイメージするそうです。
でも実際にはどんどん年を取って、私たちは理想の自分から離れていきます。
そのことが、不安の原因になったり、「こうならなくちゃ！」と囚われたり、また人と比べて嫉妬したり原因になるんだそうです。
でも大草さん自身の価値観が変わったことで、理想に固執したり、誰かと比べて何とかしようとするスタイリングはやめたそうです。
でも 世間の枠から自由に生きるには、どうすればいいんでしょう？
枠から自由に！
いきなり「さあ！枠を飛び越えてください！」と言われても、私たちはどうしていいわからないから、日々の小さな訓練が必要だと大草さんは言います。
日本人は物事を私たち「We」で考えるけれど、「I」という自分軸で考えるのを意識することが大切だというんです。
「今自分が生きている枠の中で、まずできることから自分で選び、決めてその決断に責任を負う訓練が大事なんです。」
でも訓練って、実際に何をすればいいんでしょう？
例えばグループでお昼ご飯を食べる時、誰かが最初に何かを頼むと「じゃあ、私もそれで」と、その後全員が同じメニューを頼んだりします。
そんな時でも、自分は何を食べたいのかを考え、たとえ一人だけ違ったとしても、自分の決めて選ぶ、
こういう日々の小さな選択と決断が、一般的な自由な自分をつくるのだそうです。。
これなら今日からできそうですよね！
悩みはあなたと家族がもっと幸せになるための贈り物！
大丈夫！あなたにもできます！
毎週金曜日に配信します！
著者 心理カウンセラー/講演家 かなう美保
12歳までの記憶を失う体験をする。重い障害の娘を自宅で看護し、自らの手の中で天国に送った。息子の頭にこぶし大の腫瘍ができ、頭蓋骨が3㎝の半円状に溶ける経験をした。特別養子縁組により血のつながらない子を我が子として育てている。発達障害のため担任からいじめられ不登校からひきこもりになった息子に寄り添い、やがて息子は大学に入学、現在は子供の気持ちがわかる小学校の先生として働いている。
詳しいことは グレイスカウンセリング http://kanaumiho.com/
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