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人の心が痛む理由

こんにちは!
グレイスカウンセリング心理カウンセラーのかなう美保です。

「本当に心理カウンセリングで心の痛みが癒されるんですか?悩みや問題が解決するんですか?」という質問を受けることがあります。

心理カウンセリングが身近ではない方にとっては「心理カウンセラーに話を聞いてもらって人生変わった。」といわれてもピンとこないのは無理がないかもしれません。

自己肯定感がもてないとか、アダルトチルドレンとして育った、引きこもり、うつなど、いろいろな悩みや問題がありますが、すべての悩みは心の痛みから始まります。それは心の共有、つまり教会がないことが原因なんです。

でも人はどんな時に心が痛むんでしょう?

例えば「お前はバカだ!」といわれたら嫌な気持ちになるのは当然ですよね。

でも大好きな人から言われたら同じ馬鹿という言葉も、自分への愛情と感じることもあります。

つまり言葉も大事ですが、それ以上に誰が、どんな気持ちで言うかで、深く傷つくこともあれば、かえって傷を癒すこともできるという事なんです。

チンパンジーの世界には思いやりがない!


人間とチンパンジーはDNAの98.8%まで同じだと言われています。人間とチンパンジーのDNAの違いはたった1.2%だけなんて信じられないですよね。でもこの1.2%が大きな違いをつくってることは確かです。

京都大学高等研究院の山本晋也准教授は、大学院生時代こんな実験をしたそうです。


二匹のチンパンジーをそれぞれ違う部屋に入れて、一匹のチンパンジーの部屋の前には、大好物のジュースを置いたそうです。

そのジュースを取ろうとして、チンパンジーは手を伸ばしますが、どうしても届きません。

ジュースをゲットするには、何か道具が必要なんです。そしてもう一匹の部屋には、ジュースを取るのにちょうどいいステッキがあります。

皆さんがステッキのある部屋のチンパンジーだったらどうしますか?「これ使って!」と気遣って、差し出してあげるでしょうか?明らかに相手が困っていたらちょっとぐらい助けてあげようと思うのは人間には自然なことです。

でもそのチンパンジーは、ジュースを取ろうと頑張る隣人に、自分からステッキを貸すことは決してないといいます。意地悪ではないんです。

「そのステッキちょっと貸して!」というサインを隣のチンパンジーが出せば、ちゃんと貸してあげるからです。

そしてこれが人間とチンパンジーの大きな違いなんです。

チンパンジーはお節介を焼かない!?

チンパンジーの世界では「このステッキが必要なんでしょ!わかってるよ、どうぞ使って!」と相手を思いやって、自分から行動するという事がないそうです。

相手が要求するならやってあげるけれど、相手の気持ちを思いやったり、気遣って行動しないのがチンバンジー世界だそうです。このことを山本準教授はチンパンジーは、おせっかいを焼かないと表現しています。

勿論おせっかいを焼かれて嫌なことは、みんな経験がありますよね。

でももし、すべてのことをいちいち言葉に出して要求しなければ、なにも自分からやってくれない世界に住んでいるとしたらどうでしょう?

「今日は暑いから冷たいお茶飲んでいって。」とか「忙しそうだったから、お皿は代わりに洗っておいたよ。」という感じの私たちが相手の思いやりや愛情を一番感じる、やり取りが、この世からすべて存在しなくなってしまうという事になります。

すべてをいちいち言葉にして要求しなくてはいけない、そんな世界だったらなんだか殺伐として、寂しいですよね。

思いやってくれたことに対して、嬉しいと感じるところが人間とチンパンジーの心の違いなんです。

人間は発する言葉で相手と心を共有する

人類学者の長谷川眞理子さんは、チンパンジーが発する言葉の90%が相手への要求だと言います。それに対して私たち人間発する言葉の多くは、相手と心を共有するための世界を描写する言葉だというんです。


「最近は涼しくなって、過ごしやすくなりましたね。」という言葉に「そうですね。」と答える。
自分が感じた世界を描写して、相手がそれを共有してくれると私たちの心は暖かくなります、

自分の言葉が受けいれられて、感じたことを相手と共有できる、それは自分の存在が受け入れられることの体験です。そしてこの感覚が私たちの傷ついた心が癒されるためにも必要な事なんです。

心の共有と、共感が心をいやす

小さな子供が犬を見つけて「あっ!ワンワン」と言った時、「そうだね。ワンワンだね。可愛いね。」と言ってもらえたら嬉しくなります。犬が見つけた感動を、お母さんと共有できたからです。

こんな暖かいやり取りで日常が囲まれていれば、心が病むことはありません。そして傷ついた心も癒されていくんです。

自分の感じたことを表現し、それをわかってくれる人がいて、心を共有してくれる。

もし「もっと早く!」「もっと高く!」「もっと強く!」と要求されるだけだったら、物でもなく、チンパンジーでもない私たちの心が病むのは当然なんです。

今日の話皆さんはどう思いましたか?

悩みはあなたと家族がもっと幸せに贈り物!
大丈夫!あなたにもできます!

毎週金曜日に配信します!(夏季休暇のため自家は9月3日!)
著者 心理カウンセラー/講演家 かなう美保  
12歳までの記憶を失う体験をする。生まれつき重い障害の娘を自宅で看護し、自らの手の中で天国に送った。中学生の息子の頭にこぶし大の腫瘍ができ、頭蓋骨が3㎝の半円状に溶ける経験をした。発達障害が理由で先生からいじめられ不登校から引きこもりになった息子の話を聞き寄り添い、やがて息子は自ら勉強を始め大学に入学、社会復帰を果たしている。

詳しいことは http://kanaumiho.com/
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