【vol. 601 わかってるけどできない!から抜け出す】-いい習慣をつくる秘訣 by悩みは神様からの贈り物
「わかってるけどできない!」という悪習慣から抜け出すには、まずモチベーションを高めること。でもモチベーションだけでは行動にはつながりません。いい習慣をつくるには、これをやったらこれを始める、ここに来たらこれをやるという風に、いつ、どこで、だれと一緒になど、その行動を始めるためのきっかけになる合図を決めることです。
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やせたいけど うまくいかない…ダイエットの成功
桜の便りが聞かれるようになり、春がやってきました~!
新年度には新しい生活に踏み出すという方、
またちょっとなにか新しいことを始めたいと考えている方も多いかもしれません。
今日は、そんな新年度に向けて「わかっちゃいるけどできない!」から抜け出す秘訣をお話しします。
以前ある方から「やせたいんだけど、全然うまくいかない。健康にも支障が出てるのに…」と相談を受けました。
皆さんなら どんなアドバイスをしますか?
私は
「何を食べるとか食べないとか、運動するとか、そういうことはいったん横に置いて、とにかく毎日お風呂上がりに体重計にのる習慣をつけてください!」
そう言ったんです。
そうしたら、その人はこう言いました。
「それは、少し痩せた後にします。」
気持ちはわかりますよね?
太り気味時は、誰だって体重計に乗りたくないものです。(笑)
でも私は「とにかく、お風呂から上がったら、体重計に乗ってくださいね!」と、繰り返しました。
その後、どうなったと思いますか?
その人は、お風呂上がりの体重計を始めたことで、
いつもならもう一口食べてたご飯やおかず、おやつが自然と減って、見事ダイエットに成功したんです!
行動の43%は習慣
心理学者ウェンディ・ウッド博士によると、私たちが取る行動のうち43%は習慣化された行動なのだそうです。
つまり人生を変えたいなら、悪い習慣をやめていい習慣を身につけることが近道ということです。
皆さんにもかえたい習慣がありますか?
習慣をつくるのに いいタイミング
実は新しい習慣を始めるには、いいタイミングというのがあるそうです。
ケンブリッジ大学モラー研究所のリチャード・ショットンは、様々な区切りの時というのがいい習慣を始めるいいタイミングだと言います。
例えば新しい仕事を始める時とか結婚や出産、また30代40代などの年齢の区切り、
そして今の時期のような新しいスタートを切る新年度も、いい習慣をつくるのにぴったりのタイミングなんです。
良くも悪くも人間は今まで自分が続けてきた行動を、これからも続けたいという欲求があるそうです。
でも新しいスタートを切るタイミングは、過去の自分との結びつきが弱まるので、いい習慣を実行するには絶好のタイミングなんです。
きっかけになる合図を決める!
でも「新しい習慣を実行しよう!」と決めても、なかなか続けられない、そんな時は、どうすればいいんでしょう?
それには、「お風呂上がりの体重計!」のように、これをやったらこれを始める、ここに来たらこれをやるという風に、自分のきっかけになる合図を決めるといいそうです。
バ-ス大学の心理学者サラ・ミルンがこんな実験をしました。
無作為に選んだ248人を3つのグループに分けて、それぞれの人に2週間で自分がやった運動を報告してもらいました。
第一グループの人には、シンプルに運動の記録をお願いしました。
その結果1週間に20分以上の運動を一回以上した人は全体の35%でした。
つまりこの人たちは、元々運動する習慣のあった人達ということです。
そこで第二グループには、「運動するとこんなにいいことがある!」と書いたパンフレットを読んでもらって、運動に対してのモチベーションをあげました。
そして、そのモチベーションが実際どのぐらい行動に結びつくかを調べたんです。
すると、第二グループで実際運動した人はたった38%で、第一グループと大差なかったんです。
つまり モチベーションがあがって、やる気はあっても、行動にうつすのは難しいとわかったということです。
そうですよね。「わかってるんだけどできない!」っていう経験は誰でもありますよね。
じゃぁ第3グループはどうしたんでしょう?
第3グループには、同じパンフレットを読んでもらった後に、さらにいつ、どこで 誰と一緒に運動するといった、その行動のきっかけになる合図も決めてもらったんです。
すると合図を決めておいた第3グループは、なんと全体の91%の人が、実際に運動したという結果になりました。
実行した人が91%って驚異的な数字ですよね?
第2グループ と 第3グループのやる気を比較したところ、モチベーションの高さは同じでした。
でも、「お風呂から出たら体重計!」のように、きっかけになる合図を決めたことで第3グループの人たちは、自分のやる気を行動に結びつけて実行できたということなんです!
今日の話、皆さんはどう思いましたか?
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著者 心理カウンセラー/講演家 かなう美保
12歳までの記憶を失う体験をする。重い障害の娘を自宅で看護し天国に送った。中学生だった息子の頭にこぶし大の腫瘍ができ、頭蓋骨が3㎝の半円状に溶ける経験をした。発達障害のため担任からいじめられたことが原因で高校を中退し、ひきこもりになった息子に寄り添う。やがて息子は大学に入学、現在は自らの経験を生かして子供の気持ちがわかる小学校の先生になっている。特別養子制度により血のつながらない子を我が子として育てた。
詳しいことは グレイスカウンセリングhttps://kanaumiho.com/
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